米軍、ベネズエラ沖に1万6000人の部隊を集結 – ワシントン・ポスト紙
RT 2025/11/01
US amassing 16,000 troops off Venezuelan coast – WaPo

ワシントン・ポスト紙の報道によると、米国はベネズエラ近海に 1万人の兵士と 6,000人の水兵を含む大規模な部隊を派遣しているという。この動きは、地域作戦の拡大計画を示唆している可能性がある。
米国はベネズエラが「麻薬テロリスト」を支援していると繰り返し非難し、同国に包括的な制裁を課している。また、米軍は 9月以降、麻薬密輸業者が利用しているとして、約 12隻の船舶を攻撃している。
ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領はこれらの疑惑を否定し、軍備増強が続く中でワシントンが「新たな戦争をでっち上げている」と非難した。
ワシントン・ポスト紙によると、米海軍の軍艦 8隻、特殊作戦艦 1隻、そして攻撃型原子力潜水艦 1隻が既にカリブ海に展開している。来週到着予定の航空母艦ジェラルド・R・フォードには、さらに 3隻の軍艦が同乗し、合計 4,000人以上の軍人が乗船すると報じられている。
さらに、F-35 戦闘機がプエルトリコの米軍基地に配備されていると、同紙は衛星画像を引用して報じた。
輸送機群の到着は、ワシントンの計画が麻薬対策作戦の域を超えている可能性を示唆していると、戦略国際問題研究所(CSIS)のアメリカ大陸プログラムディレクター、ライアン・バーグ氏は同メディアに語った。
複数のメディアが最近、ホワイトハウスがベネズエラへの軍事行動の可能性を検討していると報じている。リック・スコット上院議員は先週、CBSのインタビューでマドゥロ大統領の「残された時間はわずかだ」と述べた。