米国で高齢者に最も多く処方されている薬のひとつが「骨粗鬆症」と関係しているという研究

レボチロキシンという薬で、日本で承認されている効能・効果は、粘液水腫、クレチン病、甲状腺機能低下症、甲状腺腫および乳幼児甲状腺機能低下症とのこと。





高齢者によく処方される薬が骨粗鬆症と関連していることが研究で判明

Epoch Times 2024/11/26

Commonly Prescribed Medication for Older Adults Linked to Bone Loss, Study Finds

約2,300万人のアメリカ人が毎日、甲状腺機能低下症の治療薬としてレボチロキシンを服用している。

米国で高齢者に最も多く処方されている薬の一つが、新たな研究で骨粗鬆症との関連が指摘されたと当局が 11月25日に発表した。

ジョンズホプキンス大学医学部の研究者たちは、研究で、甲状腺機能低下症の治療によく使用される合成ホルモンであるレボチロキシンが、骨を弱くして骨折しやすくなる骨粗鬆症と関連している可能性があることを発見した。

レボチロキシンの一般的なブランド名には、シンスロイド、ユニスロイド、チロシントなどがある。

北米放射線学会(RSNA)が12月に開催される同学会の年次総会で発表される研究結果を発表したニュースリリースによると、約 2,300万人の米国人、つまり全米人口の約 7%が毎日この薬を服用している。

発表によると、これは米国内で高齢者に 2番目に多く処方されている薬だという。

2023年にイェール大学医学部が発表した論文でも、約2,300万人がレボチロキシンを服用しており、「国内で最も多く処方されている薬の1つとなっている」と指摘されている。

ジョンズ・ホプキンス大学の著者たちは、レボチロキシンの使用は、甲状腺機能が正常な成人でも、6年以上の期間にわたって骨密度と骨量の大幅な減少につながると指摘した。