もはや単なる世界大戦…:米国がシリアとイラクの85の標的を空爆。多数の死傷者が発生したと現地メディアは述べる

 


米国、シリアとイラクで少なくとも85の標的を攻撃

ynetnews.com 2024/02/03

U.S. strikes at least 85 targets in Syria, Iraq

この攻撃はまず、イラン支援武装勢力による米軍への致命的な攻撃に対するバイデン政権による多層的な対応の一環だ。今後数日間にさらに多くの米軍作戦が予想されている。

2月2日、米軍は、ヨルダンで米軍兵士 3人が死亡した先週末の攻撃への報復として、イラクとシリアでイラン革命防衛隊とそれを支援する民兵組織に関連する 85カ所以上の標的に対して空爆を開始した。

米国からの長距離 B-1 爆撃機の使用を含む今回の攻撃は、イラン支援武装勢力による攻撃に対するジョー・バイデン大統領政権による多段階の対応の最初のものであり、今後数日間で、米国のさらなる軍事作戦が予想されている。

米国のこの空爆はイラン国内の施設を標的にしていないが、ガザでのイスラエルとパレスチナのハマス過激派との 3カ月以上にわたる戦争による中東紛争のさらなる激化を示唆している。

米軍は声明で、今回の攻撃は、指揮管制センター、ロケット弾、ミサイル、ドローン保管施設、物流施設や軍需品サプライチェーン施設などの標的を攻撃したと述べた。

軍によると、 85カ所以上の標的を攻撃した。空爆は、レバノンからイラク、イエメンからシリアに至る中東全域の同盟民兵組織に大きな影響を与えている革命防衛隊の外国スパイおよび民兵組織であるコッズ部隊を標的とした。

シリア国営メディアは 2日、砂漠地帯やシリア・イラク国境付近の拠点に対する「アメリカの侵略」により、多数の死傷者が出たと報じた。

イラク軍は、空爆はイラク国境地域で行われたと述べ、地域の不安定化に火をつける可能性があると警告した。

イラク軍のヤヒヤ・ラスール報道官は声明で、「これらの空爆はイラクの主権侵害であり、イラク政府の努力を台無しにし、イラクと地域を悲惨な結果に導きかねない脅威である」と述べた。