トルコ政府がウクライナ海軍支援のための英国船舶の黒海入港を拒否

 


トルコ、ウクライナ海軍の支援のため英国船舶の黒海入港を拒否

MEM 2024/01/03

Turkiye refuses British ships access to Black Sea for Ukraine naval assistance

トルコ大統領は、ウクライナに地雷除去船2隻を派遣するという英国の提案を拒否した

トルコ政府は国際法に従って公平性を維持することが目的だと主張している。

英国は先月、キエフの黒海防衛を支援する目的で、英国海軍の機雷掃討艦2隻をウクライナに移送すると発表した。

当時の英国国防長官グラント・シャップス氏によれば、この移転はウクライナ海軍を強化するための英国とノルウェーの協調的な努力の結果であり、海洋の覇権はロシアの侵略に対するウクライナの戦い、そして、穀物と鉄鋼の出荷の促進の重要な部分であると主張した。

ウクライナ侵攻以来、トルコ政府は、戦争期間中、モスクワやキエフに関係するいかなる軍艦の航行も拒否するという断固たる姿勢を貫いている

トルコ政府はまた、北大西洋条約機構(NATO)同盟国に対し、紛争のいずれかの「交戦当事者」に属する船舶のボスポラス海峡とダーダネルス海峡の使用を許可しないという国際義務を通知したと述べた。

この姿勢は、戦争の激化を防ぐ目的でトルコ海峡を通過する海上交通を「公平かつ細心の注意を払って」管理する 1936年のモントルー条約に沿ったものだ。通過を許可される唯一の例外は、黒海の本拠地に戻る船舶だ。

トルコのエルドアン大統領事務所は X での声明で、「英国がウクライナに寄贈した地雷撤去船がトルコ海峡を通って黒海に向かうことが許可されないことを、我が国の関係同盟国には正式に通告している」と述べた。これは、戦争が続く限り続く

大統領事務所はまた、政治的または外交的論争を巡る「英国の機雷掃討船に関する偽情報」を批判した。