アイスランドの出生数が「過去200年で最大の減少」

(参考記事)世界最高のブースター接種率を誇るアイスランドの新たな感染数が過去最大を大幅に更新中。10万人あたりの感染確認数は「日本の500倍超」
地球の記録 2021年12月27日

その後、ブースター接種率に関しては日本が世界でトップとなり、今も走り続けています。


アイスランドの出生数が減少

nyadagbladet.se 2023/10/31

Antal födslar minskade på Island

アイスランドの出生数は 2022年に 500人減少した。これは 19世紀半ば以来最大の減少幅となる。

歴史家でアイスランド大学の人文科学学部長のオーロフ・ガルスドッティル氏は、北欧諸国の出生率は、以前は他のヨーロッパ諸国に比べて相対的に高かったが、これは一部には整備されていた福祉制度の結果だったと考えている。

しかし現在、アイスランドの出生数は減少しているとアイスランド国営放送 RUV が報じている。昨年、国内で生まれた子どもは 4,400人で、前年の 4,900人に比べて大幅に減少した。

2021年には比較的多くの子どもが生まれたものの、2022年のこの国の出生率の低下は 1800年代半ば以来だ。

スウェーデンでも同様のことが見られ、2022年には国の大部分で出生数が減少した。スウェーデン統計局によると、21郡中 20郡で出生数が減少した。

ノルウェーでも昨年出生率が記録的に低くなり、出生率、つまり女性が生涯に平均して何人の子どもを産むかを計算した出生率は1.41人だったことが測定された。ノルウェー統計局によると、これは国内でこれまで測定された中で最も低い数値だという。