「アメリカの1年以内の景気後退確率は100%」というブルームバーグの予測から1年経ちました

 

以下は、2022年10月18日のブルームバーグの報道です。


1年以内の米リセッション、確率は100% – ブルームバーグ予測モデル

ブルームバーグ 2022/10/18

米経済が向こう1年間にリセッション(景気後退)に陥るのは事実上確実となったことが、ブルームバーグ・エコノミクスの予測モデルで示された。11月の中間選挙を控えたバイデン米大統領に経済面で打撃となり得る。

エコノミストのアナ・ウォン、イライザ・ウィンガー両氏が最新の予測モデルでリセッション確率をはじき出したところ、2023年10月まで(向こう1年間)に景気が落ち込む確率は100%となった。前回の分析では65%だった。

ブルームバーグ・エコノミクスの予測モデルはマクロ経済と金融に関する13の指標を用い、1カ月から2年の期間におけるリセッションの確率を予想する。

このモデルでは向こう1年間のリセッション確率が100%に達しただけでなく、もっと短い期間の確率も上昇した。11カ月以内の確率は73%と、前回分析の30%から上昇。10カ月以内の確率は前回ゼロだったのが、25%に上がった。

見通しを悪化させたのは、モデルに用いられた経済・金融の指標で幅広い悪化がみられたためだと、ブルームバーグ・エコノミクスは指摘している。