イタリアでコロナ感染報告が急増。1週間で44%の増加

 

検査の義務付けとか、なんか、また逆戻りですね。


速報。新型コロナウイルス、7日間で感染者数が 44% 増加。救急治療室に検査義務が戻る

avvenire.it 2023/09/08

Il bollettino. Covid, +44% di casi in 7 giorni. Tornano i tamponi in pronto soccorso

イタリアでエリス変異種が蔓延しており、過去1週間で 2万1316人の感染が記録された。それまでの間、保健省は検査に関するいくつかの義務を再導入する。

エリスと改名された「EG.5」亜種が、イタリア高等衛生研究所の注目を集めている。最新の健康データによると、イタリアでエリスが蔓延しており、症例の 41.9%を占めている。

しかし、高等衛生研究所は、急速な蔓延にもかかわらず、すでに出回っている変異種と比較して「現時点で公衆衛生に対するさらなるリスクはない」と強調した。

増加する症例

高等衛生研究所の最新の調査結果では、 8月31日から 9月6日までの期間に感染者数が増加したことが報告されている。感染者数は 21,316人に達し、7日前の 14,866人に比べて +44%を記録した。

死亡者数も増加しており、前回のモニタリングでは 65人だったのに対し、 94人(45%増)となった。

検査数が増加しているにもかかわらず、陽性率は上昇している。先週は 168,704件の検査が実施され、陽性率は 12.6%だった。8月24日から 30日までには、142,118件の綿棒検査が行われ、そのうち 10.5%が陽性だった。

入院に関しても増加傾向にある。現在、医療圏には 1,872人の患者がおり、ベッドの占有率は 3%、集中治療室の占有率は 0.6%(入院4 9人)となっている。

検査に関する新しいルール

保健省は、検査に関する要項を発行した。無症状であっても、入院している人たちや、虚弱患者を抱える部門などの施設に移送しなければならない人々には、コロナ検査が義務付けられる。

リスクのある人がいる療養住宅の宿泊者も、新型コロナウイルス検査を受ける必要がある。しかし、救急治療室では、症状のある患者にのみ検査が再び義務付けられている。

症状の有無に関わらず、過去 5日間に陽性が確認された患者と濃厚接触した患者にも新型コロナウイルス検査が必要となる。