「日記」カテゴリーアーカイブ

カール・セーガン氏の1995年の著作にある予言じみた「アメリカの未来」

カール・セーガンさん(1934年-1996年)は、天文学者であり作家である著名なアメリカの科学者ですが、米国のウェブサイトに彼の著作の一部が掲載されていました。1995年の著作ということで、日本語版では『悪霊にさいなまれる世界 – 「知の闇を照らす灯」としての科学』だと思います。


カール・セーガン『悪霊にさいなまれる世界』(1995年)より

私は、自分の子供や孫の時代のアメリカを予感している。アメリカがサービスと情報経済の国になり、製造業のほとんどが他国に流れていき、驚異的な技術力がごく少数の人々の手に渡り、公共の利益を代表する誰も問題を把握できなくなり、国民が自らの課題を設定する能力や、権力者に知識に基づいて質問する能力を失って、水晶を握りしめ、神経質に星占いを頼り、批判的思考力が衰え、心地よいことと真実の区別がつかなくなり、ほとんど気づかないうちに迷信と暗闇に逆戻りしてしまうような国になるだろう。

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食味評論テイストアトラスの「2025年 世界で最もまずい食品」ベスト3はすべて北欧料理でした

5点満点の評価で全世界の料理を採点付けするのですが、最低点のベスト3は以下だったと報じられています。どれも初めて聞く料理です。

第1位  スウェーデンの血のパンケーキ(5つ星中 1.6)

トナカイの血と水、小麦粉、卵などで作られているお菓子だそう。

第2位  フィンランドのブラッド団子(5つ星中 1.8)

ライ麦または大麦の粉と動物の血を混ぜて作られるそう。

第3位  スウェーデンの Calskrove(5つ星中 1.9)

ハンバーガーとフライドポテトを詰めたピザ。

 

1位の血のパンケーキは、正確にはブロドプラッタル(blodplättar)という名称で、フィンランド、スウェーデン、ノルウェーなどの北欧で食べられているお菓子だそう。北欧って、お菓子に「血」をよく使うのですかね。

ちなみに、「美味しいほうの1位」は、テイストアトラスによると、コロンビアの「レチョナ」という料理(4.78星を獲得)でした。子豚にいろいろなものを詰めて作る料理だそう




デヴィッド・リンチ訃報2日目にして急に喪失感が出てきちまった

いやまあ、なんだかんだいっても、20代のはじめからずーっとデヴィッド・リンチ見てたわけですよ。なんだかんだ言っても。

こんな吉祥寺のガイは見たことないですもの。

結局、今日はなんだかんだと過去のリンチ作品とインタビューを見てました。

なんだかんだと映画全部見てますからね。しかも何回も何回も。

以下は、映画「ブルーベルベット」(1986年)を見たときに、大笑いした劇中歌のシーンです。もともとは、ロイ・オービソン(1936年-1988年)という歌手の曲ですけれど、それを変なモーホーが歌うシーンです。デニス・ホッパーさんもいますね。

こういうのを見ているのが 20代初期の頃の最大の娯楽でした。

楽しい世界をありがとうとしか言いようがない。

誰がどうやったって到達できない娯楽の世界ですよ。




今日は坂本龍一さんの誕生日らしい

私は後年の、愛に満ちた坂本龍一さんの時代はあまり知らず、十代中盤で知った「先鋭だった坂本さん」のイメージだけで今に至ります。

以下は 45年前の曲ですが、高校生の時に聴いて感銘した曲です。

とにかく尖っていた。




「緑茶を飲むと高齢者の脳の白質病変が減少する」という日本の研究

金沢大学大学院 医学研究科の研究者たちによる研究です。論文はこちらにあります。





緑茶を飲むと高齢者の脳の白質病変が減少する

Medical Xpress 2025/01/14

Drinking green tea linked to fewer white matter lesions in brains of older adults

金沢大学大学院医学研究科が主導した研究では、認知症のない高齢者において、緑茶の摂取量が多いほど脳白質病変が少ないという有意な関連性が報告された。

この研究結果によると、緑茶を 1日 3杯以上飲むと脳の健康を守るのに役立つ可能性があるが、コーヒーの摂取には有意な効果は見られなかった。

緑茶とコーヒーはどちらも神経保護成分が含まれていることで知られており、水に次いで世界中で最も広く消費されている飲料だ。これまでの研究では、お茶とコーヒーの摂取は認知機能の向上につながると示唆されているが、高齢者の脳の構造変化との直接的な関連性を調べた研究はほとんどない。

大脳白質病変は、小血管疾患の兆候となることが多く、認知機能低下、血管性認知症、アルツハイマー病(AD)と関連があるとされています。本研究は、磁気共鳴画像(MRI)データを使用して、緑茶とコーヒーの摂取が白質病変の体積、海馬の体積、および脳全体の体積に与える影響を評価することを目的とした。

npj Science of Foodに掲載された「緑茶摂取と認知症のない地域在住高齢者の大脳白質病変」というこの研究は、日本国内の 8つの研究センターが参加する大規模な多施設観察研究である「高齢化と認知症に関する前向き研究協力」の一環として実施された。

データ収集は 2016年から 2018年にかけて行われ、65歳以上の参加者 8,766人を対象に食事評価、MRIスキャン、認知機能評価が行われた。

毎日の緑茶とコーヒーの摂取量を測定するために食品摂取頻度質問票が使用され、0~200 ml、201~400 ml、401~600 ml、および 601 ml以上の4つのレベルに分類された。

脳 MRI スキャンにより、白質病変の容積、海馬容積、および全脳容積に関するデータが得られた。人口統計、健康状態、生活習慣、アルツハイマー病の遺伝的リスク要因などの交絡因子を調整するために、高度な統計モデルが適用された。

交絡因子を調整した後、緑茶の摂取量が多いほど、白質病変の容積量が少なくなるという有意な関連が見られた。

毎日 600 ml の緑茶を摂取する参加者の 白質病変の容積量は、200 ml 以下を摂取する参加者よりも 3% 低く、毎日 1,500 ml を摂取する参加者の白質病変の容積量は、参照グループよりも 6% 低かった。

緑茶の摂取と海馬または脳全体の容積との間には有意な関連は認められなかった。

コーヒーの摂取は 白質病変の容積、海馬容積、または全脳容積に有意な影響を与えなかった。

研究結果によると、エピガロカテキンガレートなどの緑茶カテキンの抗酸化作用と抗炎症作用は血管の損傷を軽減し、脳の健康を促進する可能性があるが、特定の成分が原因であるとは実験的に検証されていない。