バフムトで、ウクライナ兵たちが多数「敵前逃亡」した模様

 

(※) ウクライナの軍法は知らないですが、撤退命令なしに前線から逃亡すると「敵前逃亡」ということになり、これは軍法で最も重い罪となります。現在はどうなのかわからないですけれど、以前は(日本軍も含めて)、敵前逃亡は例外なく銃殺刑でした。

それで、以下の記事のウクライナ兵士は「撤退命令を出せ」と上層部に訴えていたと思われます。撤退命令が出たのなら、敵前逃亡ではありません。

(記事) 「俺たちに撤退を命じろ!」:バフムトからのウクライナ兵士の切実な訴え (2023/02/13)

しかし、バフムトの状況はもはやそんなことに構っていられない現場となっているようです。


元中佐は、ウクライナ軍の戦闘員が、司令部からの命令なしにバフムト近くの前線から逃げていると述べた

RT 2023/02/14

Марочко заявил, что бойцы ВСУ сбегают с позиций под Артёмовском без приказов командования

ドネツク人民共和国のバフムト地域では、市の近くからのウクライナ軍の部隊のパニック逃亡の事例が記録されている。

これは、ルガンスク人民共和国の人民民兵の中佐のアンドレイ・マロック氏によって、タス通信に報告された。

「バフムトの入植地では、ウクライナ軍関係者による許可されていない現場の放棄が注目された。攻撃行動が成功した結果、私たちの突撃部隊は、ウクライナの過激派たちが以前占領していた陣地から逃走したことを明らかにした」とマロック氏は述べる。

以前、準軍事組織「ワグネル」の戦闘員たちが、ロシア軍がバフムト地域の東部で前進できたと報告している。

ロシア国防省はまた、 バフムト地域北部のドネツク人民共和国にあるクラスナヤ・ゴラの入植地の解放を確認した。

ドネツク人民共和国のデニス・プシリン長官代理は、ワグネルの戦闘員が バフムト北部に陣を敷き、ウクライナ軍への 4つの供給ルートのうち 3つを遮断したと述べた。