鳥インフルエンザによる日本での殺処分数は1300万羽に。卵価格は過去最高値

 

(※) ちなみに、日本の卵の自給率はほぼゼロです (ヒナがほぼすべて輸入のため)。世界的にも、殺処分数は過去最多レベルとなっていますので、今後はさらに厳しそうです。


“物価の優等生”たまごの卸売価格がまた過去最高値を更新…鳥インフルエンザによる採卵鶏の殺処分は今シーズンすでに1300万羽以上で全採卵鶏の約1割に

TBS NEWS DIG 2023/02/14

先週、最高値をつけた物価の優等生“たまご”の卸売価格がさらに上昇し、きょう最高値を更新しました。流行が続く鳥インフルエンザによる殺処分は、全国で飼育される鶏のおよそ1割に及んでいます。

JA全農たまごによりますと、たまごMサイズ1キログラムあたりの卸売価格はきょう時点で335円となり、統計をとり始めた1993年以降で過去最高値になっています。

“物価の優等生”たまごの高値は、去年の年末から続いていて、▼鶏のえさ代の高騰や、▼鳥インフルエンザによる殺処分で供給量が減少したことが要因となっています。

今シーズンは、全国ですでに1300万羽以上の採卵用の鶏が鳥インフルエンザによる殺処分の対象となっていて、全国で飼育される鶏のおよそ1割に上っています。

農水省は、たまごの供給に影響が出ないよう、生産者に対して鶏の採卵期間を延ばすなどの要請をしています。