[北海道電力、一時11%安 赤字予想、中間配当無配に嫌気]という報道

 

(参考報道) 中国電力が過去最大の赤字。配当は無配に (2022/09/13)


北海道電力、一時11%安 赤字予想、中間配当無配に嫌気

日本経済新聞 2022/09/26

26日の東京株式市場で北海道電力株が一時56円(11%)安の452円まで下落し、およそ半年ぶりの安値をつけた。

22日にこれまで未定としていた2023年3月期通期の連結業績見通しについて、最終損益が赤字になるとの予想を発表した。22年4~9月期の中間配当を無配としたことも売りを誘った。

終値は52円(10%)安の456円。26日の東証プライム市場の値下がり率ランキングで2位だった。

23年3月期通期の最終損益は710億円の赤字(前期は68億円の黒字)となる見通し。市場予想平均であるQUICKコンセンサスの57億円(8月25日時点、4社)の赤字幅を大幅に上回った。

燃料費の高騰が収益を圧迫する見込みだ。市場では同社は卸電力市場からの調達コストが同業他社比で大きくないとみられていただけに、「今回の発表に意外感があった」(みずほ証券)との声が上がっている。

26日に同社株は売り込まれ、今年3月につけた年初来安値まで下げる場面があった。auカブコム証券の河合達憲氏は「昨年から投資家は450円近辺を下値として意識しており、今後は下げ渋る可能性がある」とみている。