中国政府が、世界最大の食品企業である米タイソン・フーズからの食肉の輸入を停止

 

(※)何だか、中国政府が食糧の「輸入」を次々と停止しているんですが、本当の理由は何でしょうかね。

(参考報道) 中国政府が、防疫規定違反を理由に韓国、ベトナム、インドネシア、メキシコ、ブラジルなどの水産業者からの輸入を中断 (2022/08/30)


中国、タイソン・フーズからの食肉の輸入を一部停止

zerohedge.com 2022/08/30

Chinese Customs Halts Some Meat Imports From Tyson Foods

中国は米国農務省に対し、検査が不十分なためタイソン・フレッシュ・ミーツ社からの一部の食肉輸入を停止すると通知した。

中国国営メディアの環球時報は 8月29日、「中国当局はアメリカ農務省に対し、 米国企業タイソン・フレッシュ・ミートの豚足が検査に合格しなかったため、 8月29日から、中国の税関は、輸送される食肉の輸入を停止することを通知した」と報じた。

ブルームバーグは、タイソンからの一部の食肉の輸入停止は、米国で使用されている飼料添加物であるラクトパミンが食肉に含まれていることを理由に、中国が米国の他の 2つの食肉業者との取引を停止したためだと指摘した。

数年前に豚のアフリカ豚熱が中国の豚の群れを激減させた後、国家統計局のスポークスマンである Fu Linghui 氏は、中国の生きた豚の生産はほぼ平均レベルに戻ったと述べた。

この国の豚の価格は 1ポンドあたり約 3.26ドルで、2019年に価格が 6ドルに急騰したアフリカ豚熱流行時の高値からは大きく下落している。

この動きの背後にある要因が、公な理由となっている禁止されている飼料添加物や供給の問題ではないと仮定してみよう。

その場合、ナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問後、過去 1か月間で中米関係が悪化したことに注意することが重要だ。その後、8月28日に、米海軍は 「通常の」任務で 台湾海峡を通過する 2隻の誘導ミサイル巡洋艦を送った。

環球時報は、海峡を通過した米国の軍艦が平和を妨害していると述べた。同紙はまた「古い軍艦」は「人民解放軍をまったく抑止できない」とも述べた。

台湾が引き続き注目されているため、米国と中国の間の貿易摩擦は継続的な懸念事項だ。