中国政府が、防疫規定違反を理由に韓国、ベトナム、インドネシア、メキシコ、ブラジルなどの水産業者からの輸入を中断

 


中国、防疫規定違反を理由に韓国水産業者の輸入を中断

中央日報 2022/08/30

中国税関当局が韓国をはじめ3カ国の水産業者が防疫規定に違反したとして、これら業者からの輸入を中断することを決めた。

中国税関当局である海関(税関)総署は29日、韓国A社とベトナムB社、インドネシアC社など水産物業者3社を対象に映像検査を実施した結果、国連食糧農業機関(FAO)が発表した「食品企業の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)伝播防止指針」と食品安全・衛生関連の品質管理要求を満たしていないことを発見したとホームページを通じて発表した。

海関総署はこの日から同3カ所の水産物に対する輸入申請受付を暫定的に中断し、関連内容を3カ国の関連当局に通知したと説明した。

これに先立ち、海関総署は今月15日にも韓国D社、インドネシアP社、ベトナムAなどに対して同じような理由で輸入中断を決めたことがある。

また、4月24日には韓国とミャンマーから輸入された冷凍水産物の外部包装サンプルに対して新型コロナの核酸(PCR)検査を行った結果、陽性反応が出てきたとし、該当工場で生産された商品の輸入申告を1週間中断した。

中国政府は輸入冷凍食品の流通過程で新型コロナが拡散する可能性があるとして輸入手続きなどを強化している。

今月だけでメキシコ、ブラジルなど多くの国々の商品がこのような理由で輸入申告中断の措置が取られた。