中国南部で1961年以来の降雨量により被害が拡大

 


中国南部で豪雨被害、60年ぶり多雨の地域も

ロイター 2022/06/20

中国南部の広範な地域が豪雨に見舞われ、都市部で洪水が発生し、農村部で土砂崩れが起きるなどの被害が出ている。一部地域で初夏の降雨量は60年ぶりの多さとなっている。

SNSに出回った動画によると、南西部貴州省では18日時点で少なくとも2県で道路が冠水して一部の住宅が浸水している。

隣接する広西チワン族自治区では木造の住宅が豪雨で流され、住民5人が死亡した。国営メディアが18日に報じた。

中国南部は6月初旬が通常、雨の多い季節だが、今年はいつもより激しい雨に見舞われ時期も長引いている。地元の気象当局によると、広西チワン族自治区、広東省、福建省の降雨量は1961年以来の高水準に達している。