ルーマニア政府が国民に「原発事故に備えて」ヨウ化カリウム錠剤を配布

 


ルーマニアは、ウクライナの怒りの戦争の影響を考慮して、市民にヨウ化カリウムの丸薬を配布する

Zero Hedge 2022/04/05

Romania Issues Potassium Iodide Pills To Citizens As War In Neighboring Ukraine Rages

ルーマニア政府は、近隣のウクライナでの紛争が激しさを増しているため、原子力事故に備えてヨウ化カリウム錠を市民に配布する準備をしている。

ルーマニア保健省は 4月3日の声明で、「ルーマニア政府と保健省は、ヨウ化カリウム錠剤の投与方法と保管方法について住民に知らせるキャンペーンを開始する」と述べた。

「保健省と国民健康保険院は、0歳から40歳までの人口にヨウ化カリウムの丸薬を配布するための法的手続きを確立する」 と述べた。

ヨウ化カリウムは、放射性ヨウ素が甲状腺に吸収されるのを防ぐのに役立ち、したがって、原子力事故の際の放射線障害から甲状腺を保護する。錠剤の配布は4月下旬に予定されている。

ルーマニア保健省は、配布の理由については言及していない。しかし、 「現時点では、これらの錠剤が必要になる危険性はない」と述べている。

ルーマニアはウクライナと381マイルの国境を共有している。紛争が40日目に入り、ロシア軍は複数の原子力発電所を占領した。原発事故への恐れは、紛争中に何度も起きている。