これまでのコロナ株で最も伝染性が高い「コロナ XE 変異種」がイギリスで拡大中

 


コロナXE : WHOが警告する英国で発見された新しい変異株はオミクロンよりも伝染性が高い

Zero Hedge 2022/04/05

中国と香港が武漢以来の最悪のコロナの発生に苦しんでいる中で、西洋はコロナから話題は離れている。そうは言っても、コロナはまだ西側では完全には駆逐されていない。

入院、そして死さえも米国、ヨーロッパ、英国で再び高くなり始めている。

その中で、新しい亜種が最近英国で確認された。

WHOと英国の地方保健当局によると、XEと呼ばれる新しい変異体は、これまでのコロナのどの株よりも感染性が高い可能性がある。

XEは「組換え」株だ。つまり、オミクロン BA.1とBA.2のの特徴を組み合わせた変異だ。組換え変異は、患者が同時にコロナの複数の変異体に感染したときに出現する。

この変異体は、複製中にそれらの遺伝物質を交配して組み合わせ、まったく新しい変異株を形成する。英国の研究者チームは今週発表された論文で同じように述べている。

英国の保健機関は、XEが最初に検出されたのは1月19日であると述べた。それ以来、新しい亜種の637例が報告されている。

当局によると、英国では3月26日までの週に490万人がコロナに感染したと考えられており、これは前週より60万人多い。

ジョンホプキンス大学のデータによると、家庭でのコロナ検査の使用がますます広まり、当局が感染の真の数を追跡することがますます困難になっているにもかかわらず、日曜日の世界のCOVID症例は4億9000万件を超えた。

一方、世界では、ウイルスに起因する615万人以上の死亡が確認されている(ただし、多くの場合、患者は、ウイルスが陽性であるという理由だけで、無関係な何かで死亡した場合でも「COVID死亡」としてカウントされる)。

XEを「懸念の変種」としてラベルを付ける代わりに、WHOは、この新しい株は、追って通知があるまでオミクロンとしてカウントされると述べている。

米国では、ニューヨークやカリフォルニアなどの州で新しい症例が増加しているが、XEがこれにどの程度貢献しているかは不明だ。