またも太陽の「裏側」で大規模なコロナ質量放出の爆発が発生

 

(※) 「またも」というのは、今年 2月に「観測史上最大の爆発」が、太陽の裏側で起きていたことと関係します。以下の記事にあります。

[記事] 巨大なコロナ質量放出を発生させたプロミネンスは「太陽観測史上最大の爆発」だった (地球の記録 2022年2月22日)


裏側での太陽活動

spaceweather.com 2022/03/22

FARSIDE SOLAR ACTIVITY

昨日、太陽の向こう側で何かが爆発した。

太陽観測衛星 SOHO に搭載されたコロナグラフは、太陽の南東の四肢の後ろから出現する大規模なCMEを記録した。

数時間後に爆発は再び起きた。もしこれが地球に向いていたならば、地球での強い地磁気嵐を予想しただろう。

これらの爆発は地球に向いたものではなかったが、それでも NOAA の GOES-17 衛星は、高エネルギー陽子の急増を検出した。

エネルギーの高い陽子は、地球の大気圏の上部をイオン化し、宇宙飛行士に潜在的に有害な放射線を照射する可能性がある。

しかし、この急増はほとんど無害だった。この爆発の場所が地球側で発生していたならば、異なっていただろう。