ベネズエラが、ロシア、中国、イランに「緊急の軍事支援」を要請

アメリカによるベネズエラ侵攻が刻一刻と迫っている中での出来事です。





ベネズエラは、米国との潜在的な紛争の中で、ロシア、中国、イランに緊急の軍事支援を要請した

unn.ua 2025/11/01

Venezuela has requested urgent military support from Russia, China, and Iran amid a potential conflict with the United States

ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、ロシア、中国、イランに対し、同国の軍事力強化に向けた支援を要請した。米国との潜在的な紛争を鑑み、防衛レーダー、航空機の修理、そして場合によってはミサイルの配備も要請している。

この要請はロシアのウラジーミル・プーチン大統領に宛てた書簡に概説されており、今月ロシアの首都を高官が訪問した際に手渡される予定だった。

文書によると、マドゥロ大統領は中国の習近平国家主席に書簡を送り、「米国とベネズエラ間の緊張の高まり」に対抗するため両国間の「軍事協力の拡大」を要請したという。

マドゥロ大統領は書簡の中で、ベネズエラが能力を強化できるよう、中国企業によるレーダー探知システムの生産を加速するよう中国政府に要請した。

ロシア、中国、イランがどのように反応したかは文書からは明らかではない。

「ロシアは依然としてマドゥロ大統領にとって重要な支柱だ。日曜日 (10月26日)、武器密輸と傭兵輸送に関与したとして米国が 2023年に制裁対象としたロシア機の一つである Il-76 が、西側諸国の領空を避けるためアフリカ上空を迂回してベネズエラの首都カラカスに到着した」と UNN 紙は指摘している。

これらの動きは、窮地に立たされているベネズエラの指導者が失脚した場合、ロシアがどれほどの損失を被るかを示している。

しかし、一方で、観測筋は、ロシアがマドゥロを支援する手段と関心は、以前よりも低下している可能性があると見ている。米国とベネズエラの対立は、米国の関心を欧州から逸らすことで、ロシアに予期せぬ利益をもたらす可能性もある。