アメリカの中東担当特使が、国連のガザ停戦決議案に「拒否権」を発動





米国、国連のガザ停戦要求に6度目の拒否権を発動

BBC 2025/09/19

US blocks UN call for Gaza ceasefire for sixth time


拒否権を発動する米国の中東担当次席代表モーガン・オルタガス氏。

米国は、ガザでの即時かつ恒久的な停戦と人質の解放を求める国連安全保障理事会の決議案に対し、6度目の拒否権を発動した

米国の中東担当次席代表モーガン・オルタガス氏は、この文書はハマスを非難したりイスラエルの自衛権を認めたりするには不十分だと述べた。

安全保障理事会の他の14カ国はすべて、ガザの人道状況を「壊滅的」と表現し、イスラエルにすべての援助制限を解除するよう求めた決議案に賛成票を投じた。

国際舞台では、イスラエルとその最も近い同盟国はますます孤立しているように見える

オルタガス氏は採​​決前に、ワシントンが決議案に反対するのは「驚くべきことではない」と述べた。

「この決議はハマスを非難しておらず、イスラエルの自衛権も認めていない。そして残念なことにこの評議会で広まってきたハマスに有利な虚偽の主張を、不当に正当化している」と彼女は述べた。

投票後、国連加盟国は速やかに反応し、失望を表明した。

パレスチナの国連大使リヤド・マンスール氏は米国の決定を「非常に遺憾で痛ましい」とし、安全保障理事会が「これらの残虐行為に対し正当な役割を果たす」ことを妨げたと述べた。

パキスタンのアシム・アフマド大使は、この拒否権発動を「この議会における暗黒の瞬間」と評した。

イスラエル軍の戦車と軍隊は地上攻撃3日目にガザ市への進撃を続けており、数千人の住民が避難を余儀なくされている。

国連人道問題事務所の報道官オルガ・チェレフコ氏はBBCに対し、ガザ市の状況は「まさに壊滅的」だと語った。

イスラエル軍は、2023年10月7日にハマスが主導するイスラエル南部への攻撃を受けてガザ地区で作戦を開始した。この攻撃では約 1,200人が死亡し、251人が人質となった。

同地区保健省によれば、それ以来イスラエルによるガザ攻撃で少なくとも 6万5141人が死亡した。

また、同省によれば、戦争中にこれまでに栄養失調と飢餓でさらに 435人が死亡しており、そのうち 4人は過去 24時間以内の死亡だという。