(コメント)最近、昔の知り合いなどと会うと、「初めて会ってから40年 (@_@)」ということに気づくこともありまして、自分も長いことないなあ、とか思う部分もあり、寝る前に思い出投稿をしようと思います。
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23 Skidoo – Shugyosha Step (1986)
これは 22、23歳の頃ですかね。中古レコード屋に行っていて、オムニバムアルバムのジャケットに惹かれたんです。
以下のジャケットでした。
Funky Alternatives Vol.1 (1986年)
このアルバムの最初の曲が 23 Skidoo というユニットの Shugyosha Step (おそらく「修行者ステップ」)という曲でした。以下の曲です。
この 23 Skidoo というバンドは、HipHop でもなんでもなく、どちらかというと、アンダーグラウンド寄りのものだったんですが、この曲は見事にダンス音楽になっていて、しかも、「キュッキュッキュッ」とか、スクラッチ音が入っていました。
レコードを前後にコスって音を出す技法であるスクラッチというのは、ハービー・ハンコックの 1983年の大ヒット曲であるロックイット、という曲で、初めてアメリカの多くの人たちが認識することになるものでした。「ロック・イット ( RockIt ) の衝撃」という記事で書いたことがあります。
それでも、スクラッチが一般に広がっていくのは、1990年代中盤以降であり、私もその頃に知ったのですけれど、この 23 Skidoo の曲の 1986年頃には意識もしていないで聴いていました。
この曲が出た 1986年頃というのは、1970年代の終わり前後くらいだったか世界全体で「ディスコブーム」みたいなのがあって、それは、もうほぼなかった時期でした。
一方で、人は「踊る」ということに異様な執念を持ち続けていたみたいで、後にハウスとかテクノとかいう、さまざまなジャンル名で、「新しい踊るための音楽」が出てきた時代です。
そして、その頃には、元々ノイズやアバンギャルドみたいなものをやっていた人だとか、いろいろな人が「踊るための音楽」に入っていた時でもありました。
そういう時期の曲だと思います。
私自身、こういう 23 Skidoo の曲みたいなのは、当時大喜びで聴いていましたもの。
考えれば、この 23 Skidoo というユニットにも「23」という数字が入っているのですけれど、由来はわかりません。
しかし、私が 1年後くらいに始める表現団体に 23 という数字を入れるときに、ちょっと脳裏にあったかも。
23という数字が妙に格好良く思えたのでした。