北アメリカのカナダとアメリカ合衆国の寒冷地域および温暖地域に生息しているガン(雁)で、カナダガモとも呼ばれるそうです。
カナダ軍が「ガチョウ警報」を発令
RT 2025/04/28
Canadian military issues ‘goose alert’
カナダ国防省は、在来種のカナダガンによるこの地域の占拠が続いていることを受け、オタワ本部職員に警告を発した。
カナダガンは営巣期真っ只中であり、脅威と感じたものに対して攻撃的な行動をとることで知られている。
カナダガンは、北米に生息するガチョウ類の中で最大の種で、通常、体長は 90~ 110cm、翼幅は 140~ 180cm、体重は最大 5kg になる。
カナダのオタワシチズン紙は 4月28日の記事で、国防省のニック・ドレッシャー・ブラウン報道官が送信した電子メールの警告を引用し、軍関係者と民間人職員の両方に対し、カナダガンに餌を与えたり触ったりしないよう勧告した。侵入者による挑発行為とカナダガンに受け取られる可能性があるからだ。
同紙によると、カーリング・アベニューの本部職員は、攻撃的な行動を示すカナダガンに遭遇した場合は「冷静を保ち、パニックにならないように」と指示されているという。
指示書には、「ガチョウに背を向けずに、ゆっくりと静かに離れるようにしてください。離れる際は、ガチョウと目を合わせ続けてください」と書かれていると伝えられている。
さらに、この指示書では「ガチョウが突進してきたりシューという音を立てたりしたら、腕を上げて大きく見せ、ゆっくりと後退してください」とアドバイスしている。
ブラウン氏は、オタワのグリーンベルト付近にある国防省の所有地にカナダガンが何羽生息しているかまったく把握していないことを認めた。
国防省が以前に出したこれらの鳥に関する指令では、これらの鳥は保護対象種であるため、一度巣を作ったら移動させることはできないと明記されている。
この問題は特に目新しいものではなく、CBCニュースは、国防省職員が 2023年4月に本部の状況を「不安定」と表現していたと伝えている。
トロント野生生物センターによると、カナダガンは人や車が行き交う都市部で巣を作ることがある。巣は屋根やプランターなど目立たない場所に作られることもあるため、近づく者を攻撃する傾向がある。そのため、攻撃の理由が不明瞭に見えることもある。