アメリカで販売されている新鮮な果物の60%と野菜の38%は外国から輸入されている

以下は、アメリカ農務省によるグラフです。

輸入によって供給される米国の果物と野菜の割合

usda.gov





米国の新鮮な果物と野菜の供給における輸入品の割合が増加している

アメリカ農務省 2023/07/31

Imports make up growing share of U.S. fresh fruit and vegetable supply

米国では、新鮮な果物や野菜が一年中入手できるようにするために、輸入が極めて重要な役割を果たしており、その重要性はますます高まっている。

2008年に北米自由貿易協定(NAFTA)に基づき、メキシコ、カナダ、米国の間で無関税・無割当貿易への移行が完了して以来、米国の新鮮な果物と野菜の輸入は、ほとんど途切れることなく増加している。

2007年から 2021年の間に、米国の新鮮な果物と野菜の供給量のうち輸入によって供給される割合は、新鮮な果物では 50%から 60%に、新鮮な野菜(ジャガイモ、サツマイモ、キノコ類を除く)では 20%から 38%に増加した。

この期間中、アスパラガス、アボカド、ピーマン、ブルーベリー、ブロッコリー、カリフラワー、キュウリ、ラズベリー、スナップエンドウ、トマトの 10種類の作物の輸入シェアは 20%以上増加した。

2020年7月1日に発効した米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)は、果物と野菜に関する NAFTA の市場アクセス条項を継承する。2022年には、メキシコとカナダは、金額ベースでそれぞれ米国の生鮮果物輸入の 51%と 2%、米国の生鮮野菜輸入の 69%と 20%を供給した。