クレムリンはエネルギーストライキのモラトリアム終了を確認し、新たな命令は発令しないと発表
aa.com.tr 2025/04/18
Kremlin confirms end of energy strike moratorium, says no new orders issued
クレムリンのドミトリー・ペスコフ報道官。
エネルギーインフラを狙った攻撃に対する 1カ月に及ぶ攻撃の一時停止が期限切れとなり、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はこの件に関して新たな指示を出していないと、クレムリンの報道官ドミトリー・ペスコフ氏が 4月18日に述べた。
モスクワでの記者会見で、攻撃の一時停止の失効によりロシアとウクライナ両国が互いのエネルギー施設への攻撃を再開できるのかとの質問に対し、ペスコフ氏は「確かに1ヶ月は経過したが、現時点では最高司令官であるウラジーミル・プーチン大統領からの追加指示はない」と答えた。
ペスコフ氏は「ロシア連邦はウクライナ側と異なり、この攻撃の一時停止を遵守した」と述べた。
ペスコフ氏は、ウクライナ紛争をめぐって「一定の進展」があったことを認めたが、「今後多くの困難な協議が待ち受けている」と強調し、現在行われている協議は「非常に困難」であり、一般的に「この問題は容易ではない」と述べた。
ペスコフ氏はまた、プーチン大統領とドナルド・トランプ米大統領の間で現在会談は予定されていないと指摘したが、「必要であればすぐに会談が手配される可能性がある」と付け加えた。
クレムリン報道官は、ウクライナ紛争の解決をめぐる 4月17日のパリでの会合についてコメントし、欧州の取り組みに懐疑的な見方を示した。
「ヨーロッパからはウクライナ和平を求める声が聞こえてこない。それどころか、ヨーロッパとウクライナ双方の軍事力強化を求める声が聞こえる。最近ヨーロッパから聞こえてくる声は、平和的解決につながる可能性は低いだろう」と彼は述べた。