スギナの抽出物には赤血球の保護効果があるという論文

コロナの頃、スギナ茶をたまに飲んでいましたけれど、最近飲んでないですね。アマゾンにいろいろとあります





スギナポリフェノール抽出物の赤血球とその膜に対する保護効果

mdpi.co 2025/02/23

Protective Effect of Field Horsetail Polyphenolic Extract on Erythrocytes and Their Membranes

概要

スギナ(Equisetum arvense L.)は、伝統医学で広く利用されており、フラボノイド、フェノール酸、シリカなどの生理活性化合物の豊富な供給源だ。

この研究では、スギナのポリフェノール抽出物(HLE)の赤血球とその細胞膜に対する保護効果を調査した。

抽出物中のポリフェノール化合物の含有量は、HPLC-DAD 法と Folin-Ciocalteu 法を使用して測定した。そして、スギナ抽出物の溶血活性、毒性、抗酸化活性、および赤血球と脂質膜の物理的特性への影響を調査した。

抗酸化特性は、UVC (紫外線)照射と AAPH で酸化した赤血球と単離赤血球膜を使用して評価し、抽出物が赤血球とモデル脂質膜の秩序と流動性に与える影響を調べた。

さらに、スギナのポリフェノール抽出物の影響下での膜間電位、赤血球の形状、脂質膜の双極子電位を評価した。

結果は、スギナのポリフェノール抽出物が赤血球および HMEC-1 細胞 (ヒト皮膚微小血管内皮細胞)に対して毒性を示さないことが示しされた。

スギナのポリフェノール抽出物成分は、赤血球とその膜を酸化から効果的に保護した。

赤血球膜の外側の極性表面と相互作用し、赤血球膜電位と脂質膜双極子電位の両方を低下させます。スギナのポリフェノールは、膜表面に存在するフリーラジカルの濃度を低下させ、膜への浸透を防ぐ保護バリアとして機能することがわかった。