以下は、フィンランド内務省のページですが、合計 480万人を収容できるスペースがあるそうで、フィンランドの人口は約 550万人ですので、9割は収容できることになります。
スイスには、国民全員を収容できるシェルターがあります。
(参考記事)スイスで、「900万人の国民全員を収用できる」核攻撃に対応した地下シェルターが数十年前から作られ続けていたことを知る
In Deep 2022年3月14日
民間防衛シェルターは軍事的脅威の際に使用される
Civil defence shelters would be used during military threat
民間防衛シェルターは、人々が通常移動し、生活し、仕事に行っている地域で、特に軍事的脅威から住民を保護します。民間防衛シェルターは、爆発や破片、建物の崩壊、爆風、放射線、健康に有害な物質の影響から住民を守ります。
2022年、フィンランドには 50,500の民間防衛シェルターがあり、合計 480万人を収容できるスペースがあります。
シェルターの大部分(約85%)は、個別の建物にある私有の鉄筋コンクリートシェルターです。複数の建物からなる物件には、共同バンカーがあります。
通常の状況で効率的に使用されている民間防衛シェルター
通常の状況では、民間防衛シェルターはほとんどの場合、体育館、地下鉄駅、駐車場など、他の目的に使用されます。
住宅ビルでは、民間防衛シェルターは保管スペースとして使用されることがよくあります。その前提条件は、シェルターを 72時間以内に空にして使用できることです。
民間防衛シェルターを建設する義務は全国にあります。
フィンランド救助法によれば、民間防衛シェルターは、床面積が少なくとも 1,200平方メートルあり、恒久的な住居または職場として使用されているか、または恒久的に使用されている建物または同じ敷地または建設現場にある建物群に建設されなければなりません。
産業用建物の床面積の閾値は 1,500平方メートルです。