インドネシアの 2024年の貧困率は 8.57%だったという報道ですが、日本の貧困率は 15.7%(2021年)ですので、今の日本のダントツの貧困率の高さがむしろ示されます。
貧困率8.57%で史上最低水準、24年9月時点
NNA 2025/01/16
インドネシア中央統計局が15日発表した、2024年9月時点の貧困率は、同年3月の前回調査から0.46ポイント低下して8.57%だった。統計局によると、8%台となったのは1960年代に統計を取り始めて以来初めて。
2期10年続いたジョコ・ウィドド前政権は、1期目(14~19年)から貧困対策に取り組み、18年3月に10%を下回ると、19年9月には9.22%まで改善した。新型コロナウイルス禍の影響で再び10%を超えたが、21年9月以降は9%台を推移し、24年9月に史上最低水準となった。
同月時点で貧困層に該当する人口は2,405万4,720人で、24年3月時点と比べて4.6%減少した。都市部の貧困率は、0.43ポイント低下して6.66%、農村部は0.45ポイント改善して11.34%だった。
貧困率は、1人当たりの月間支出額(食費とそれ以外)が貧困状態とみなされる「貧困ライン」を下回る層の人口比率を示す。
24年9月時点での貧困ラインは59万5,242ルピア(約5,756円)で、同年3月と比べて1万2,310ルピア(2.11%)高くなった。地域別の貧困ラインは、都市部が61万5,763ルピア(3月比2.3%上昇)、農村部が56万6,655ルピア(同1.8%上昇)だった。貧困層の1世帯当たりの世帯員は4.71人となっている。
貧困ラインを構成する、食費とそれ以外の支出額は、それぞれ44万3,433ルピア、15万1,809ルピア。支出額の内訳では、都市部と農村部ともにコメが最大で、それぞれ21.01%、24.93%を占めた。以下は、たばこが10.67%、9.76%、住宅費が8.41%、8.47%などとなった。