ロサンゼルスの火災による損失が日本円で40兆円規模に





ロサンゼルス郡の火災、損失は2500億ドルを超えると予想

zerohedge.com 2025/01/15

L.A. County Inferno Expected To Top $250 Billion In Losses

壊滅的な大火災がパシフィック・パリセーズとアルタデナの広い範囲を灰にしてから1週間が経ったが、1月5日の朝もロサンゼルス郡は深刻な火災の脅威にさらされている。

住民たちはショック状態に陥り、郡や州当局が火災の拡大を抑制できなかった可能性を多くの人が見ていることに不満を表明している。

気象メディア AccuWeather によると、この火災は地域史上最悪の火災災害となり、新たな被害と経済的損失は 2,500億ドル(約39兆円)から 2,750億ドル(約 43兆円)と推定されている。

「これらの急速に広がる強風に煽られた大火災は、米国近代史で最も被害額の大きい山火事災害の一つを引き起こした」とアキュウェザーの主任気象学者ジョナサン・ポーター氏は述べ、「ハリケーン並みの強風が、数百万ドルの住宅が立ち並ぶ地域を炎で襲った。残された惨状は悲痛で、経済的損失は計り知れない」と付け加えた。

「それでも、国のGDP成長、雇用、インフレへの短期的な影響は小さいとみている。ただし、火災が大幅に悪化すれば状況は変わる可能性がある」とアナリストたちは述べた。

15日の朝現在、パシフィック・パリセーズ、マリブ、カラバサス、ブレントウッド、エンシノの多くの地域は避難命令または警告が出されている。少なくとも 12,000棟の建物が焼失し、数千世帯が避難を余儀なくされている。