スペインで深刻な洪水が発生。多数が行方不明に

以下は、10月29日にスペインのウティエル・オブ・レケという場所で撮影された動画です。





スペイン南部と東部で深刻な洪水が発生

CNN 2024/10/29

Severe flash flooding hits southern and eastern Spain

10月29日、スペイン南部と東部の一部地域が深刻な鉄砲水に見舞われ、わずか数時間で最大12インチ(300ミリ)の雨が降った場所もあった。

バレンシア市の映像には、泥色の水が通りに溢れ、壁を破壊し、駐車中の車を押し流す様子が映し出されている。

スペインのペドロ・サンチェス首相は、洪水により不特定多数の人が行方不明になっていると述べ、国民に対し「細心の注意」を払って行動し、不要不急の移動を避けるよう求めた。

スペイン政府は 29日に危機委員会を設置した。同委員会はサンチェス首相が委員長を務め、10月30日から治安部隊、国家警察、国民保護総局、軍緊急部隊の活動を調整することになる。

スペイン気象庁によると、29日にはバレンシア周辺を含む一部の地域で大雨警報が発令された。この警報は、12時間以内に 200ミリの雨が降る可能性があると警告している。

一部の地域では、さらに短期間で降雨量の予測を超えた。 欧州悪天候データベースによると、バレンシア東部のチバでは、わずか 4時間強で 320ミリの雨が降った。

バレンシア地域の 10月全体の平均降水量は​​ 77ミリだ。

スペイン南西部の地域では週末まで大雨の恐れが続くと見られている。