以下は 2年以上前の記事ですが、この頃から今のような状況になることはかなりはっきりしていました。
(参考記事)誰を崩壊させるための対ロシア制裁なのか。目指すのは西の自死?
In Deep 2022年4月2日
ロシアは「過去10年間で最も速い経済成長」を経験している
REMIX 2024/10/29
Russia is experiencing its ‘fastest economic growth in the last decade’
ロシア経済は、制裁措置のおかげもあって活況を呈している。
ロンドンの王立サービス研究所のジュニア研究員で、ロシア経済の専門家であるリチャード・コノリー氏は CBS ニュースに対し、ロシアに登録されている中小企業の数は前例のないレベルに達したと語ったと報じられている。
ロシアのウクライナ侵攻により多くの西側企業が国外へ撤退したり、操業を停止したりした後に、それらの企業は、すぐにロシア版に取って代わられた。スターバックスの代わりにスターズコーヒー、ザラの代わりにマーグ、コカコーラの代わりにドブリーコーラが登場した。
4月にはドブリーコーラは 2023年の利益が 2022年の利益の 4倍になったと報告した。
コノリー氏は、制裁に効果がないことが証明され、制裁回避がそれ自体で一つの経済分野になっていると述べている。
つまり、禁止されている西側諸国の製品が依然としてロシアに入ってきており、ロシア人は戦争前に購入できた製品のほとんどを購入できる。
これには、ジョージア、カザフスタン、中国などの第三国を経由してロシアにたどり着くメルセデスやクライスラーなどの車も含まれる。輸入ルートが複雑であるため価格は高いが、裕福なロシア人は購入できる。
「多くのロシアの中小企業は、外国市場で商品を購入し、それをロシアに持ち帰り、非常に高い利益率で販売する動機を持っている」とコノリー氏は言う。
コノリー氏は、戦前はロシアの経済投資は乏しかったが、現在ロシアは「過去 10年間で最も速い経済成長」を経験していると指摘している。