米コロラド州でペスト感染者を確認





保健当局、コロラド州でペスト感染者を確認

Epoch Times 2024/07/06

コロラド州公衆衛生環境局

コロラド州保健当局は、エルシニア・ペスティス菌によって引き起こされる感染症に罹患した住民のペスト症例を調査している。

プエブロ公衆衛生環境局は 7月5日の声明でペスト症例が確認されたことを認め、コロラド州公衆衛生環境局と協力して調査に取り組んでいると述べた。

公衆衛生当局は、ペストに感染した個人に関する詳細を明らかにしなかった。

個人がどのように感染したのか、また、この症例がどのような形態のペストであったのかも不明だ。

プエブロ公衆衛生環境局にさらなるコメントを求めて電子メールで連絡を取ったが、記事の公開前に返答はなかった。

公衆衛生環境局によると、住民が感染を防ぐために取れる対策としては、ネズミが隠れたり繁殖したりできる場所をなくすこと、動物の死骸との接触を避けること、ペットのノミ駆除を定期的に行うこと、ノミ刺されを防ぐためにジエチルトルアミド(DEET)を少なくとも 20%含む虫除け剤を使用することなどがある。

さらに、公衆衛生局はコロラド州民に対し、ペットフードをネズミの侵入を防ぐ容器に保管し、ペットをベッドで寝かせないようにするよう勧告している。

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によると、ペストの典型的な症状には、突然の発熱や悪寒、激しい頭痛、筋肉痛、吐き気、嘔吐、体調不良などがある。ペストの一般的な症状には、痛みを伴うリンパ節の腫れもある。