(参考報道)ベネズエラ軍の軍事力はガイアナ軍の50倍。紛争が起きた場合、米国とブラジルが巻き込まれる可能性がある
BDW 2023年12月9日
ベネズエラ、「相当量」の軍隊をガイアナ国境へ移動
oilprice.com 2024/05/15
Venezuela Moves “Substantial Quantities” of Troops to Guyana Border
ベネズエラは、エセキボ地域をめぐる領土紛争のさなか、「相当量の軍の人員と装備をガイアナとの国境に移動させた」と報告されている。
この最新情報は ワシントンDCの戦略国際問題センターからのもので、同センターは今週、ベネズエラとガイアナの紛争の最新動向に関する報告書を発表した。
同シンクタンクは、過去数カ月間に新しい道路と橋が建設され、同地域のアナココ島にある軍事基地の拡張について述べている。
報告書によると、この活動は 7月下旬に予定されているベネズエラの次の選挙の前後に起こる「作られた危機」への準備である可能性があるという。
エセキボ地域はガイアナ領土の約3分の2を含み、石油資源のほとんどが存在する場所であり、エクソン社とパートナー企業による大規模な発見と新たな生産の現場でもある。
国際司法裁判所は以前、エセキボはガイアナの一部であるとの判決を下したが、ベネズエラはまだこれを認めていない。 12月に両者の間で書面による合意が結ばれ、武力行使を非難し、代わりに紛争に対処するための委員会の設置を求めた。
しかし、12月の住民投票でベネズエラ国民がエセキボ地域は自国の一部であると圧倒的多数で投票した後、政府はエセキボ地域の併合計画を推し進めた。
軍隊の増強は今年 2月に始まり、軍事衝突が差し迫っているという予想を引き起こしている。