アルゼンチンの首都で「謎の呼吸器感染症」により、若者を中心として重症者が続出

 

最近は、鳥インフルエンザなどの報道が多いですが…。





重篤な症状が出る「新型コロナウイルスに似た」謎のインフルエンザ様感染症に医師たち厳戒態勢

dailystar.co.uk 2024/04/18

Doctors on high alert as mystery flu ‘similar to Covid’ leaves people critically ill

ブエノスアイレスでは60人以上の患者が呼吸器疾患に罹患していると報告されている

Covid-19 の流行と不気味な類似点をもつ感染拡大により、アルゼンチンではこの謎の病気により数十人が入院している。

4月17日、首都ブエノスアイレスで 60人の感染者が報告され、国際公衆衛生監視システムを通じてウイルスに関する警告が広まったとデイリーメール紙が報じた。

2019年後半に新型コロナウイルスの流行が始まったときに感染状況を示したのと同じデータベースである ProMed と呼ばれるデータベースを通じて、アルゼンチン当局の警告がなされた。

「 ProMed に知られている個人を通じて」匿名で提出された 17日の警告には、「過去 30日間で、ブエノスアイレスでは救命治療を必要とする重度の非定型肺炎が増加しているようだ」と書かれている。影響を受けている人のほとんどの人たちは、大きな危険因子を持たない若者だという。

アルゼンチン当局は公式声明を発表していないが、患者は呼吸を助けるために人工呼吸器を必要としていると伝えられている

この警報は、鳥類に蔓延している一種のクラミジアによって引き起こされるオウム病の症状が、罹患者の 3分の 1以上に現れていることも示唆した。しかし、影響を受けた人の多くには鳥との明らかな接触歴がなかったと警報は述べた。

オウム病はオウム熱とも呼ばれるインフルエンザのような病気で、通常は軽い頭痛や咳などの症状を引き起こすが、重症の場合は肺炎を引き起こす可能性がある。

この病気は、高齢者や免疫力が低下している人々にとって特に問題となる可能性がある

この警告には、「オウム病が一部の症例の病因であると思われるが、複数の病原体が関与している可能性がある。 ProMED は、これらのケースについてさらに詳しい情報提供をいただきたいと考えている」と書かれてある。

専門家たちは 18日、保健当局に対し、別の呼吸器疾患の脅威に直面して、警戒を呼び掛けたが、「これがより広範な脅威となる可能性は低い」と主張した。