北朝鮮がロシアに弾薬コンテナ6700個を送ったと韓国が発表
reuters.com 2024/02/27
North Korea has sent 6,700 containers of munitions to Russia, South Korea says
北朝鮮は、進行中の武器移転の兆候として、7月以来、数百万の弾薬を積んだ約 6700個のコンテナをロシアに輸送し、武器移転が進行していると韓国メディアが 27日に国防相の話として報じた。
韓国のシン・ウォンシク大臣は、地元メディア向けの会見で、コンテナには 152mm砲弾 300万発以上、または 122mm弾 50万発以上が積まれている可能性があると述べた。
聯合ニュースによると、シン氏は「おそらくこの 2つが混合した可能性があり、少なくとも数百万発の砲弾が送られてきたと言えるだろう」と語った。
北朝鮮の数百の軍需工場は、原材料と電力の不足のため、生産能力の約 30%で稼働しているが、情報では、ロシア向けの砲弾を生産している工場は「フル稼働で」稼働していると付け加えた。
韓国と米国は北朝鮮とロシアが武器取引を行っていると非難し、北朝鮮が対ウクライナで使用するためにロシアに武器を供給していると非難した。両国は軍事協力の強化を約束しながらもこれを否定している。
米国国務省のファクトシートによると、北朝鮮は 9月以降、弾薬や関連物資の入ったコンテナ 1万個以上をロシアに引き渡した。
その見返りとして、北朝鮮は主に食料品が入った約 9,000個のコンテナを受け取り、それが北朝鮮の価格安定に役立っているとシン氏は述べた。
ソウル国防省当局者は、その数字は確認できないとしたものの、シン氏の話として、ロシアが 7月以降、北朝鮮に送ったコンテナよりも 30%近く多いコンテナを北朝鮮に送ったと伝えた。
シン氏は、モスクワが引き続き技術支援を提供しており、北朝鮮も航空機や地上移動機器の技術支援を求めているため、早ければ来月にも北朝鮮が別の衛星を発射する可能性があると述べた。
聯合ニュースによると、同氏は「ロシアがどれだけ与えるかは不明だが、ロシアが北朝鮮の砲弾に依存すればするほど、ロシアの技術移転の程度は大きくなるだろう」と語った。