ギリシャ政府が、新型コロナ感染拡大を受けて国民にマスク着用を勧告

 

(前記事)スペインの人気観光スポットが、コロナとインフルの急増のためにマスク着用義務を再開
BDW 2024年1月6日


ギリシャ、新型コロナ感染拡大を受けて国民にマスク着用を勧告

walesonline.co.uk 2024/01/05

Greece advises public to wear masks amidst COVID outbreak

ギリシャは 12月の新型コロナウイルス感染者数の急増を受け、屋内でのマスク着用を復活させた。

感染者数の急増に懸念があり、保健当局は国民に対し感染拡大阻止の遵守を呼び掛けている。

ただし、現段階ではマスクは強制ではなく、勧告だ。

当局者たちは、感染率の上昇だけでなく、国内のワクチン接種者数が比較的少ないことについても懸念が高まっていることを認めている。入院数も増加している。

ギリシャでは過去 24時間で新たな感染者が 230人報告されており、地元民にも観光客にもマスク着用と社会的距離の遵守が求められている

疫学教授のデモステネス・サリギアニス氏は1月5日、 インタビューで、ギリシャの1日の感染者数がほぼ 9000人に達すしていると予想していると語った。同氏は「クリスマスの時点では、1日当たりの感染者数は 5,800人に達していました」と述べた。

今週初め、アテネ国立カポディストリアン大学の分析化学教授ニコス・トマイディス氏が国営放送ERTのインタビューに応じた。

同氏は、新型コロナだけでなく、インフルエンザA型や RSウイルスなど他の呼吸器系ウイルスも大幅に増加していると述べた。

「コロナウイルスのウイルス量は他の 2つのウイルスよりもはるかに高いですが、他の 2つのウイルスが一緒になると、その組み合わせはかなり深刻になります」と彼は述べた。

「先週、これらのウイルスは 85〜 90パーセント増加しており、これは今後 2〜 3週間でウイルス量がさらに増加することを意味します」

一方、薬局では検査の需要が増加しており、在庫がなくなりつつあると報告している。

この新型コロナウイルスの流行は11月中旬に始まったと報告されており、今月末までにピークに達すると予想されている。

また、地中海のキプロスでも、老人ホーム、病院、外来診療所、歯科医、社会的弱者向けの施設で新型コロナ検査とマスクの着用を義務付ける予定だという。