動物の鳥インフルエンザ感染がアメリカの31州に広がった、という報道

 





鳥インフルエンザ危機が深刻化:ウイルスが米国31州でペットや野生動物に広がる

gnews.org 2023/06/23

Bird flu crisis escalates: Virus spreads to pets and wildlife in 31 US states

ここ数週間、鳥インフルエンザが米国全土に急速に広がり、これまでに 4人が感染している。

これまで養鶏や野鳥に限定されていたこのウイルスは、31州で猫から発見され、犬からも数例発見されている。特にペットの飼い主にとって、人間への感染だけでなく動物の健康にも懸念が生じている。

USA トゥデイの報道によると、このウイルスはすでに 12州でネズミ、キツネ、ピューマ、アルパカ、牛に感染している。この数か月で、このウイルスは乳牛の間で急速に国中に広がり、90頭以上の牛が感染している。

これらの動物に加えて、H5N1 ウイルスは乳製品、家禽、そして感染した農場労働者 3名にも被害を与えている。しかし、犬や猫にもウイルス感染例が時折報告されているため、懸念は高まっているようだ。

報道によると、3月1日以降、米国の 9つの州で 21匹以上の飼い猫がこの病気にかかった。

研究者の間では、猫が鳥インフルエンザに感染する可能性があることは以前から知られていた。メリーランド大学の研究者、クリステン・コールマン氏によると、「飼い猫は実は鳥インフルエンザ、特にH5N1型に非常に感染しやすい」とニューヨーク・タイムズ紙は報じている。

CDCは、その可能性は極めて低いが、ペットが感染すると人間が病気になる可能性はわずかにあると述べている。専門家は、猫の唾液、排泄物、その他の体液に H5N1 ウイルスが含まれている可能性があると考えている。