バットホール・サーファーズの元ドラムスのテレサ・テイラーさんが亡くなっていた

 

昨年亡くなったそうで、60歳だったそうです。女性です。

バットホール・サーファーズというのは、アメリカの…当時「ホワイト・トラッシュ」と言われるようなカルチャーの音楽の人たちで、それはどうでもいいんですが、彼らの 1988年のアルバム「ヘアウェイ・トゥ・スティーヴン」の冒頭の曲「 JIMI 」を聞いて、脳天をたたき割られるかのような衝撃を受けたのでした。二十代でしたね。

「生まれたからには、こういう音楽が聞きたかった」と、つくづく思った瞬間でした。私にとっては永遠の名曲のひとつです(三波春夫さんの「チャンチキおけさ」と並ぶほど)。

Butthole Surfers – JIMI (1988年)





バットホール・サーファーズのドラマー兼女優のスター、テレサ・テイラーが60歳で死去

Pitchfork 2023/06/19

Teresa Taylor, Butthole Surfers Drummer and Slacker Star, Dies at 60


テレサ・テイラー(中央)。

テレサ・テイラーが肺疾患で亡くなったと、バットホール・サーファーズの元バンド仲間が発表した。

リチャード・リンクレイター監督の 1990年の映画「スラッカー」での役柄で知られるドラマー兼女優は、昨年ホスピスに入所していたと報じられている。テイラーは 60歳だった。

1962年、テキサス州アーリントン生まれ。高校時代には、バットホール・サーファーズのドラマー、キング・コフィーとともにオースティンやフォートワースの様々なマーチングバンドで演奏した後、ドラムを始めた。テイラーは、当時借りていた倉庫スペースでバンドメンバーに練習をさせた後、1983年にバンドに加入。テイラーは1980年代の大半をバンドで過ごし、多くのバットホール・サーファーズの曲で演奏した。

広範囲にわたるツアー活動の後、テイラーは光誘発性発作を起こし脳動脈瘤と診断された後、1989年にバットホール・サーファーズを脱退した。1993年に彼女は脳手術を受け、再び演奏できるようになり、コフィーのバンド「ラブル」に加入した。

バンド活動の合間に、テイラーはリチャード・リンクレイター監督の画期的な映画『スラッカー』に短時間出演し、1991年にサンダンス映画祭で審査員大賞を受賞した。