ロシアによる「黒海協定の履行停止」を受けて、小麦先物価格が8%超の急騰

 

7月19日の米国の小麦先物価格の推移

tradingeconomics.com

(参考報道) ウクライナ産穀物の輸出をめぐる黒海協定の「履行停止」をロシア大統領報道官が表明 (2023/07/17)

その後、「ロシア、黒海沿岸の港湾を空爆 6万トンの穀物失われる」というロイターの報道もありました。


小麦相場が急騰、8%高 ウクライナ産の供給減懸念

共同 2023/07/20

19日のシカゴ穀物市場で小麦相場が大幅上昇し、取引量の多い中心限月が前日比8%高の1ブッシェル(約27キロ)=7・27ドルで取引を終えた。

ロシアがウクライナへの船舶入港を原則認めない姿勢を示したことで、ウクライナ産小麦の輸出が大幅に減るとの見方が強まった。

ロイター通信によると、1日の相場上昇率としては2022年2月にロシアのウクライナ侵攻が始まってから最大となった。

ロシアは黒海を通じたウクライナ産穀物輸出に関するウクライナ、トルコ、国連との4者合意から離脱。18日にはロシア軍がウクライナの穀物輸出の拠点である南部オデッサを空爆したと発表した。