アメリカで、パスポートの需要が過去最大となり、申請から受け取るまで「最大4ヵ月待ち」の状態に

 


米国務省は、「前例のない需要」の中でパスポートの処理が遅れていると警告している

FOX BUISINESS 2023/04/05

State Department warns passport processing delayed amid ‘unprecedented demand’

新しいパスポートの取得には 4 か月以上かかる可能性がある

近い将来、米国外に旅行するためにパスポートが必要なアメリカ人は、すぐに申請書を入手したほうがいい。

アメリカ国務省は、「前例のないパスポートの需要」の中で処理が遅れているため、パスポートを受け取るまでに 4か月以上かかる可能性があると述べている。

国務省は最近、処理にかかる時間の推定を 2週間延長し、通常の申請の場合は推定 10週間から 13週間、緊急提出の場合は 7週間から 9週間に延長した。

期限切れのパスポートを郵送するのに 2週間、新しいパスポートを受け取るのにさらに 2週間を追加すると、今、申請したとしても、新しいパスポートを受け取るのは 8月になる可能性がある。

ブリンケン国務長官は先週、下院歳出委員会でのパスポートの発行の遅れについて尋ねられ、「新たな旅行に対する前例のない需要」により、当局は週に約 50万件のパスポート申請を受け取っていると説明した。

国務省は 2022会計年度に、記録的な数となる 2200万枚のパスポートを発行しており、2023年はその記録を更新する予定だ。

パンデミックによる旅行需要の急落により、パスポートとビザの両方を処理する部門で、当局は需要の急増に追いつくためにまだ再建中だ。

ブリンケン氏はまた、国務省が現在のパスポート所有者がオンラインで更新するオプションを展開すれば、処理が改善されるという楽観的な見方を示した。これは現在、パイロットプログラムでテストされている。

そのオプションが利用可能になると予想されるタイムラインは示されなかったが、プログラムが展開されたときに、更新顧客の約 65%がオンラインで利用できるようになると述べた。