ウクライナへのパトリオット防空システムを提供する日本に対し、ロシアが「日露関係に重大な結果をもたらすだろう」と警告

 


ロシア、ウクライナへのパトリオット防空システム供与について日本に警告

REUTERS 2022/12/27

Russia warns Japan over providing Patriot air defence systems to Ukraine


モスクワで記者会見に出席したロシア外務省のザハロワ報道官。

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は 12月27日、ウクライナにパトリオット防空システムを提供する日本の動きは日露関係に「重大な結果」をもたらすだろうと述べた。

ロシアと日本との関係は、すでに困難な状況だが、2022年2月にロシアが数万人の軍隊をウクライナに派兵して以来、急激に悪化している。日本は西側同盟国に加わり、ロシアに対して広範な経済制裁を課している。

日本は先週、武器輸出規制を 9年ぶりに大幅に見直し、武器輸出ガイドラインを改定した後、パトリオット防空ミサイルを米国に輸送する準備をすると発表した

日本の新たな輸出規制により、戦争状態にある国への武器の輸送は依然妨げられているが、米国がウクライナに軍事援助を提供する余力が得られるため、ロシアと戦争中のウクライナに間接的に利益をもたらす可能性がある。

ザハロワ氏は毎週の会見で「日本側は兵器の制御を失い、米国政府が望むことは何でもできるようになってしまった」と述べた。

「すでに実験された計画のもとでは、パトリオット・ミサイルが最終的にウクライナに到達する可能性を排除することはできない」

このようなシナリオは「ロシアに対する明白な敵対行為と解釈され、二国間関係において日本に重大な結果をもたらすだろう」と彼女は述べた。

今月初め、日本と韓国は両国領土付近で中国とロシアの爆撃機や戦闘機による共同飛行を監視するためジェット機を緊急発進させた。

ロシアと日本は、日本では「北方領土」、ロシアでは「南クリル」として知られる一連の太平洋の島々をめぐる古い領土紛争のため、第二次世界大戦の敵対関係を正式に終結させる条約をまだ締結していない。

ウクライナ紛争が起こる前から、日本政府は、第二次世界大戦末期にソ連が日本から占領した島々へのロシア軍の配備が増加していることに不満を抱いていた。



ワクチン誘発性心筋炎患者の「50%以上」が6か月後でも心筋の異常な臨床所見を示したオーストラリアの研究

 

興味深いのは以下の 2点です。

・患者の年齢中央値が 21歳ときわめて若い点。

・6か月後に「女性」の方が症状が進行している可能性が大幅に高かったこと。


オーストラリアのビクトリア州におけるCOVID-19 ワクチン関連心筋炎の長期追跡調査と転帰:臨床監視研究

sciencedirect.com 2022/12/27

Long term follow up and outcomes of Covid-19 vaccine associated myocarditis in Victoria, Australia: A clinical surveillance study

概要

背景

心筋炎および心膜炎は、COVID-19 ワクチン接種後の特別に関心のある有害事象(AESI)としてよく説明されている。報告は初期の臨床転帰に関しては安心できるものだが、長期転帰に関する情報は依然として限られている。

私たちはこの知識をさらに深め、単一集団コホートから診断後 6か月までの結果を報告することを目的とした。

メソッド

COVID-19 ワクチン接種後の心筋炎の報告は、オーストラリア・ビクトリア州の州全体のワクチン安全性サービスである SAEFVIC(地域社会におけるワクチン接種後の有害事象の監視)によって追跡調査された。

心筋炎が確認された症例は、症状発現後1、3、6か月目に調査によって追跡調査された。2021年2月22日から 2022年9月30日までに受け取った回答が分析された。

結果

対象となる参加者の 87.5 %が少なくとも 1つの調査レポートを完了した。377件のレポートが分析された。完了した報告書の 76.9% は男性患者からのものだった。患者の年齢中央値は21歳[IQR: 16~32]だった。

調査報告の 54.8 %が 6か月時点で進行中の症状を報告した。すべての追跡調査時点で、女性の方が症状が進行している可能性が大幅に高かった。

6か月時点で、男性回答者の 51.9%が症状の解消を報告したのに対し、女性患者では 22.6%だった

また、女性は投薬を継続し、継続的な運動制限を受ける可能性が高かった。しかし、男性の方が初期のトロポニン (※ 心筋損傷の指標となる数)値のピークの結果が高く、初期の心臓画像検査で異常が見られる可能性が著しく高かった。

結論

これらのCOVID-19 ワクチン接種後の特別に関心のある有害事象を経験する患者の中には、発症後 6か月まで継続的な症状を経験する患者がかなりの割合で存在すると考えられる

男性患者は、初期ピークトロポニンの平均値が有意に高かったにもかかわらず、より早期かつより完全な症状回復を報告する可能性が高かった。男性と比較した女性の表現型の、この違いにはさらなる調査が必要であり、長期追跡データが必要だ。



米国でプリオン病の一種である「ゾンビジカ病」の感染範囲が拡大中

 

正確には、慢性消耗病(CWD)というものだそうですが、脳や神経系のプリオンに関連した病気のようです。

2023年12月に更新された「ゾンビジカ病」の発生場所

Epoch Times

(参考記事)イエローストーン国立公園で「ゾンビ」シカ病(シカのプリオン病)が初めて確認される
BDW 2023年11月18日




バングラデシュで、2023年に HIV 感染者数と死亡者数が過去最高を記録

 


バングラデシュ、2023年にHIV感染者数と死亡者数が過去最高を記録

aa.com.tr 2022/12/27

Bangladesh registers record number of HIV infections, deaths in 2023

バングラデシュで今年、HIV 感染者数が 1,276人、関連死亡者数が 266人で、1989年に最初の感染者が報告されて以来最多となったと保健当局が 27日に発表した。

保健サービス総局(DGHS)が作成した報告書によると、総感染者数のうち 1,118人がバングラデシュ人で、残りはコックスバザールのさまざまなキャンプに住んでいるロヒンギャだった。

世界保健機関によると、HIV は体の免疫系、特に CD4 細胞と呼ばれる白血球を攻撃する感染症だ。

ダッカで開催されたイベントで発表された報告書によると、2022年には約 947人が HIVと診断され、さらに 232人が HIVにより死亡した。
保健当局によると、バングラデシュでは1989年以来、合計10,984人が HIVと診断され、2,086人が死亡した。



「デ・パルマ初期の怪作「悪魔のシスター」デジタルリマスター版、禍々しくも耽美な予告編」という映画報道

 

つーか、こんなもんデジタルリマスターするんだったら、同じデ・パルマさんの『ファントム・オブ・ザ・パラダイス』をなんでやんないのよ。誰もが認める傑作なのに、世に出てこない。

『ファントム・オブ・ザ・パラダイス』シーンより

『悪魔のシスター』は、なんかこわいから。


巨匠ブライアン・デ・パルマの初期の悪夢的傑作『悪魔のシスター デジタルリマスター版』予告編が到着

cinemanavi.com 2022/12/27

ハリウッドを代表する巨匠ブライアン・デ・パルマの記念すべき日本デビュー作にして初期の傑作が、初のデジタルリマスター版で蘇る!

『悪魔のシスター デジタルリマスター版』よりメインビジュアルと予告編、追加場面写真が到着した。

『ファントム・オブ・パラダイス』『キャリー』『スカーフェイス』『アンタッチャブル』そして『ミッション:インポッシブル』など、ジャンルにとらわれない数々の傑作で知られるハリウッドを代表する鬼才監督、ブライアン・デ・パルマ。

同世代のスティーヴン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシらのようにエンタテイメント大作を手がけながらも、その真骨頂はどこか変態的、偏執的ともいえるテーマを華麗な映像テクニックで表現、そこに垣間見える愛や猛烈な悲哀をはらんだ物語にあり、時に酷評されながらも世代を超えてカルト的なファンを増やし続けている監督である。

『悪魔のシスター』公開当時は鈴木清順監督も「背筋がゾッとする」とコメントを寄せたという、世にも奇妙で悪夢的なサイコスリラーの傑作が初のデジタルリマスター版で蘇る。



アメリカ国防総省が「コロナワクチンが米軍にとって利益があったか、あるいは損害を与えたか」の調査を正式に開始

米軍とワクチンの関係はいろいろありましたからね。接種開始当時は、エリート軍隊の海兵隊で大部分が接種を拒否していました。

(記事)アメリカ海兵隊員の40%がコロナワクチン接種を拒否
地球の記録 2021年4月12日

その後、接種が義務化され、その結果、米軍の兵員数が「過去80年で最低」になったりもしています。

パイロットの「心不全」も異様な増加を示していました。

(記事)米軍人パイロットの「心不全」が、2022年に「1000%急増した」ことをアメリカ国防総省の医療データベースは語る
地球の記録 2023年12月5日

調査の結果に期待を持てるとも思えないですが、いずれにしても、最終報告は、2024年12月とあります。


国防総省、新型コロナウイルスワクチンが軍隊に役立ったか、あるいは損害を与えたかを研究へ

militarytimes.com 2022/12/22

DOD to study whether COVID-19 vaccine helped or hurt troops

米議員たちは軍の研究者たちに、新型コロナワクチンが軍人にとって利益よりも害をもたらしたかどうかを判断してもらいたいとした。

今月初めに議会で可決された年次国防権限法案には、 「新型コロナワクチンの初回接種から 1年後に現役軍人に生じた健康状態や有害事象を評価するための研究」を求める文言が含まれている。

研究者たちは 2024年12月に調査結果を議員に報告することが義務付けられる。

米軍人たちへのワクチンは長い間、保守派議員たちの標的となってきた。2023年度の国防権限法案の中で、議員たちは全部隊にワクチン接種を義務付ける国防総省の義務を廃止した。

今年の法案には、接種を拒否したために軍から追放された個人の再入隊の可能性に関する多くの条項も含まれている。

しかし、法案審議中に共和党下院議員が挿入した研究義務はそれをさらに前進させ、再びワクチンの安全性に疑問を投げかけている。

米国疾病管理予防センターは「ワクチンに関連した深刻な問題はまれであり、長期的な副作用の可能性は低い」と述べた。

しかし当局は、ワクチン接種者の少数にアレルギー反応や心臓の問題が発生したことを記録している。

この研究では、「初回接種に起因するかどうかに関係なく、初回接種後に発症したあらゆる健康状態」と、ワクチンに関連する「過剰免疫反応を含む有害事象の説明」が検討される。

下院共和党はまた、将来の新型コロナウイルス感染症の流行拡大を防ぐために軍指導者らにマスク着用を義務付けることを禁止する文言を求めていたが、その文言は法案の最終審議で取り下げられた