北朝鮮が「超大型」巡航ミサイルの弾頭実験を実施と発表

 


北朝鮮、「超大型」弾頭実験

DW 2024/04/20

North Korea tests ‘super large’ warhead

北朝鮮国営メディアは、19日に戦略巡航ミサイルと航空機ミサイルの発射実験を行ったと報じた。韓国、日本、米国はその実験の検出を確認していない。

北朝鮮の朝鮮中央通信は 4月20日、同国が朝鮮西海で 新型対空ミサイルの発射とともに「超大型」巡航ミサイルの弾頭実験を実施したと発表した。

北朝鮮政府は、戦略巡航ミサイル「ファサル-1 Ra-3」と新型航空機ミサイル「ピョルチ-1-2」の発射実験を行ったと発表した。

朝鮮中央通信は、今回の実験は「周辺状況」とは無関係だと述べた。

朝鮮中央通信は「両実験は、新型兵器システムの戦術的・技術的性能や運用など、さまざまな側面における技術の迅速な開発を目的とした政権とその関連国防科学研究所の定期的な活動の一環だった」と報じた。

同通信は、発射台車から少なくとも2発のミサイルが発射されている様子を捉えた写真を公開した。北朝鮮は2月にも同様の実験を実施したと報じていたが、ミサイルの名前は明らかにしていなかった。

戦略巡航ミサイルは核弾頭を搭載できるように設計されていると言われている。

このような大規模な試験を頻繁に検出する韓国、日本、米国からは、この発射実験の検出は報告されなかった。

 

北朝鮮の国際関係

韓国、米国との緊張が高まる中、北朝鮮は最近兵器実験を強化している。これに応じて、米国と韓国もこの地域での軍事演習を強化している。

北朝鮮は米国本土に向けた大陸間ミサイルを含む複数の弾道ミサイルを保有している。北朝鮮は巡航ミサイルの収集も増加している。

北朝鮮の金正恩氏とロシアのウラジーミル・プーチン大統領は緊密な同盟関係にあり、関係を深めている。アナリストたちは、北朝鮮は、特に対空ミサイル技術に関して、モスクワとの軍事協力から恩恵を受ける可能性があると述べている。