米軍の兵員数が「過去80年で最低」に

 

(参考記事)現在の米軍が「史上最弱」であることが判明している中で近づく世界戦争と経済破綻の中をどう生きる
In Deep 2022年10月25日


米国、過去80年以上で最小の軍隊で2024年を迎える

yahoo! news 2023/12/23

US to begin 2024 with smallest military in over 80 years

米国は過去 80年以上で最小の軍隊で新年を迎えることになった。

国防総省によると、陸軍、海軍、空軍は 2023年の募集目標を合わせて 4万1000人も未達となった。

「我々は一夜にしてこの問題に陥ったわけではないし、一夜にして解決するわけでもありません」と国防総省報道官の准准将、パット・ライダー将軍は語った。

「私たちはこうした数字が今後も増加すると確信しており、この目標に向けて引き続き懸命に努力し続けなければならないことは明らかです」

ライダー将軍は、2024年に向けて国防総省の最大の課題は人材採用だと語る。

「我々の強みの一つは、我々が全員志願兵であるということであり、ここにいる我々一人一人が自らの選択で就任宣誓をし、憲法を守り擁護する宣誓を行っているということです 」

しかし、ティム・ケイン上院議員は、兵員不足の責任の一端は議会にあると述べている。

ケイン氏は、アラバマ州共和党上院議員トミー・チューバービル氏が国防総省の中絶政策に抗議して何百人もの軍人候補者指名を数カ月にわたり保留したことで、新兵の採用を拒否しただけでなく、現役兵士を追い出したと述べた。

「軍隊に入るべきか、それとも軍隊に留まるべきかを決断しようとしている人々は、こうした事柄を考慮に入れている」とケイン氏は語った。「すでに徴兵問題が発生しており、人々が全員志願兵として入隊している中で、これは非常に有害なことです」

ライダー将軍は、新年の国防総省の採用戦略は、影響力を持ちたい若いアメリカ人に焦点を当てることになると述べた。

「多くの若者は、自分がやりたいことについて話すとき、何か影響力のあることをしたい、自分よりも大きなものの一部になりたいと考えています」とライダー氏は語った。

「軍隊はそれができる場所なので、私たちはそのメッセージを伝える努力を続け、2024年を見ていきます」