アメリカの出生率が過去100年で最低に

 





2023年の出生数が減少し、米国の出生率は過去100年で最低に低下

CNN 2024/04/25

US fertility rate dropped to lowest in a century as births dipped in 2023

米国の出生率は数十年にわたり低下傾向にあり、新たな報告書によると、2023年には出生率がさらに減少し、出生率は、過去 100年以上で最低水準にまで低下した。

アメリカ疾病予防管理センター国立保健統計センターの暫定データによると、2023年に生まれた赤ちゃんの数は約 360万人で、15歳から 44歳の女性 1,000人当たり 54.4人の出生数に相当する。

新型コロナのパンデミックの最初の年に急落した後、出生率は変動している。しかし、2022年から 2023年にかけて 3%減少したため、この割合は 2020年以来の最低水準(生殖可能年齢の女性 1,000人当たりの出生数 56人)をわずかに下回った。

新しい報告書によると、2022年から 2023年にかけてほとんどの年齢層の出生率が低下した。

10代の出生率は、15歳から 19歳の女性 1,000人当たりの出生数 13.2人という、またもや記録的な低水準に達し、これは 1991年以降の直近のピーク時より 79%低い。しかし、減少率は過去 10年間に比べて緩やかだった。

高齢のグループでは出生率の低下が小さく、出生率が最も高かったのは 30歳から 34歳の女性で、2023年にはこのグループの女性 1,000人当たり約 95人の出生があった。ただし、出生率は女性 1,000 人あたり 13人未満であり、他の年齢層よりも低いままだ。

米国では妊産婦死亡率が上昇し続ける中、帝王切開の出産率も上昇している。

CDC の新しい報告書によると、出生全体のほぼ 3分の1(32.4%)が帝王切開であり、その割合は過去 10年間で最高となった。しかし、帝王切開は、低リスク出産でも一般的になってきている。