イスラエルの国会議員が「第三神殿」の建設を呼びかける

 

第三神殿については、以下の記事などでふれています。

「偽の黙示録」:イスラエルに第三神殿の予兆となる赤い雄牛が生まれ、死海に魚が生息し、嘆きの壁に蛇が出現し、人々が終末の予兆だとざわめく中で思うこと
In Deep 2018年11月7日


イスラエル国会議員、アル・アクサ・モスクに「第3の神殿」の建設を呼びかけ

nyadagbladet.se 2024/04/19

Israel Knesset member calls for building ‘3rd temple’ at Al-Aqsa Mosque

アナドル通信社の報道によると、クネセト(イスラエル国会)の極右議員は、占領下の東エルサレムにあるアル・アクサ・モスク複合施設の代わりに、彼が「第三神殿」と呼ぶものの建設を要求した。

過激派統一律法ユダヤ教党のイツハク・ピンドルス氏はテレビのインタビューで、「月曜日 4月22日にユダヤ人全員が過越(イスラエルの重要な祭事。こちらなどにあります)の犠牲をエルサレムに捧げに来てほしいと切に願っている」と語った。

「私たちは、間もなく第三神殿がそこに建てられ、そこで過越の犠牲から食事ができるようになるのを願っています。」

預言者モーセの時代にイスラエル人がエジプトから出国したことを記念する過越祭は、ユダヤ人の宗教暦で最も重要な祝日の1つと考えられている。

今年は 4月22日の夜から始まり、4月30日まで開催される。

アル・アクサ・モスクはイスラム教徒にとって世界で最も神聖な場所の 1つだ。ユダヤ人は、古代にユダヤ教の神殿が 2つあったと考え、この地域を神殿の丘と呼んでいる。

イスラエル議員のこの呼びかけは、イスラエル当局者が行った挑発的な発言や動きの最新のものだ。

17日のイスラエルメディアによると、国家安全保障大臣イタマール・ベン・グヴィル氏は同省の正式な行動計画に現場の現状変更を盛り込んだ。

イスラエル公共放送 KAN によると、ベン・グヴィル氏の計画は、イスラエルによるモスクの管理を許可し、ユダヤ人崇拝者に開放することでモスクの現状を変えることを目指しているという。

オスマン帝国時代の現状維持協定に基づき、非イスラム教徒はアル・アクサ・モスクの敷地内に入ることが許可されているが、そこで礼拝したり祈ったりすることはできない。

しかし、パレスチナ人からの度重なる非難にもかかわらず、イスラエル警察は 2003年以来、モスク複合施設への入植者の侵入を許可してきた。

イスラエルは 1967年のアラブ・イスラエル戦争中にアル・アクサ・モスクのある東エルサレムを占領した。 1980年に市全体を併合したが、これは国際社会には決して認められなかった。