アメリカの食品大手企業ドールがサイバー攻撃を受け、全米の生産が一時的に停止

 

[参考記事] 食料施設への不可解な攻撃が「世界中で起きている」ことが各国報道で判明…
In Deep 2022年5月1日


ランサムウェアによる食品大手ドールへの攻撃により、米国の生産が一時的に停止

ZeroHedge 2023/02/23

Ransomware Attack On Food Giant Dole Temporarily Shuttered US Production

ドール・フード・カンパニーは、生鮮果物と野菜の世界最大の生産者および流通業者の 1 つだ。

憂慮すべきレポートによると、同社は今月初めのサイバー攻撃の後、北米全体のすべての事業を一時的に閉鎖した。

今週 CNNが入手したドールの生鮮野菜部門の上級副社長であるエマニュエル・ラゾプロス氏が、2月10日に小売業者に宛てたメモには、「ドール・フード・カンパニーはサイバー攻撃の真っ只中にあり、北米全体でシステムをシャットダウンしました」と書かれてある。

スーパーマーケットに送ったメモは以下のように続く。

「私たちの工場は終日閉鎖され、すべての出荷が保留されています」

「私たちが道を進む間、ご辛抱ください。うまくいけば、この事象を最小限に抑えることができます」

ドールの広報担当であるウィリアム・ゴールドフィールド氏は、2月22日に同社の Web サイトで 発表された声明の中で、ランサムウェア事件を確認した。

ドール・フード・カンパニーは本日、ランサムウェアとして特定されたサイバーセキュリティ・インシデントを最近経験したことを発表しました。

この事件を知ったドールは、脅威を封じ込めるために迅速に行動し、ドールの社内チームと協力して問題の修復とシステムの保護に取り組んでいる主要なサードパーティのサイバーセキュリティの専門家と協力しました。

同社は事件について法執行機関に通知し、捜査に協力しています。

事件の範囲を調査し続けていますが、ドールの業務への影響は限定的です。

はっきりしていないのは、会社が生産を停止しなければならなかった期間だ。同社がハッカーに身代金を支払ったかどうかについては、何の発表もなかった。

米国の食品工場で増え続ける事件のリストにドールも加わった。