カナダで「オンラインニュース法案」のテストにより、Google が一部のカナダ人へのニュース閲覧をブロック

 


Google が一部のカナダ人へのニュースコンテンツをブロックするテストを実施

reuters.com 2023/02/23

Google tests blocking news content for some Canadians

アルファベット傘下のグーグルは、オンラインニュース法案の下において、カナダの一部ユーザーのニュースコンテンツへのアクセスをブロックするテストを実施していることを 2月22日に確認した。

オンライン・ニュース法または、下院法案C-18 は、4月にジャスティン・トルドーの自由党政府によって導入され、メタのフェイスブックやグーグルなどのプラットフォームに商取引を交渉し、ニュース発行者に支払うことを強制する規則を定めたものだ。

グーグルの広報担当者は、ロイターに電子メールで送付した声明で、「カナダのユーザーのごく一部に影響を与える法案C-18に対する潜在的な製品の対応を簡単にテストしています。検索に対する潜在的な変更を評価するために、毎年数千回のテストを実行しています」と述べた。

グーグルの広報担当者は、カナダのユーザーの 4%未満のランダムサンプリングに影響を与える期間限定のテストが、「カナダおよび国際ニュースの可視性をさまざまな程度に制限する」ことを確認した。

昨年、フェイスブックは、カナダのプラットフォームでのニュースコンテンツの共有をブロックする可能性があると警告した。これは、デジタルプラットフォームにニュース発行者への支払いを強制する法律に関する懸念からだ。

オーストラリアでは、同様の法律が2021年3月に大手テック企業との協議により国内のフェイスブックのニュースフィードが一時的に閉鎖された後、施行されたが、おおむね効果を上げていると、政府の報告書は述べている。

2008年以降、カナダでは 450以上の報道機関が閉鎖されており、この 2年間で 64の閉鎖が行われた。