欧州各地に大規模なサイバー攻撃。イタリアでは全土でインターネットがシャットダウン

 

2月5日のイタリア各地のインターネット接続率。100%から20%以下にまで下がる

NetBlocks


世界各地で大規模サイバー攻撃、イタリアが注意促す

ロイター 2023/02/06

イタリアの国家サイバーセキュリティ庁(ACN)は5日、世界各地で多数のコンピューター・サーバーが身代金要求型ウイルス「ランサムウエア」によるサイバー攻撃の標的になったとして対策を呼びかけた。

ACNのロベルト・バルドーニ長官はロイターに対し、ソフトウエアの脆弱性を狙った大規模なサイバー攻撃だと述べた。

イタリアのANSA通信はACNの情報として、フランスやフィンランドなど欧州の国々や米国、カナダでもサーバーがサイバー攻撃を受けたと報じた。

イタリアでは数十の組織が被害に遭ったとみられる。

イタリアの通信大手テレコム・イタリアの顧客は同日、インターネットの問題を報告していたが、サイバー攻撃と関連はないと考えられている。

米国土安全保障省サイバーセキュリティー・インフラストラクチャー・セキュリティー庁(CISA)は官民で協力して「報告のあった事案について影響を検証し、必要に応じて支援を提供している」と表明した。