ウクライナ戦争勃発後も、実際には90%以上の西側企業がロシアに残り続けていることが判明

 


西側企業の90%以上がロシアに残っている

rmx.new 2023/01/23

Over 90% of western firms have remained in Russia

スイスのローザンヌにあるザンクト・ガレン大学と IMD ビジネス スクールの調査によると、ウクライナでの戦争にもかかわらず、EU と G7 の全企業のうち、実際にロシアを離れたのはわずか 8.5% にすぎないことがわかった。

戦争が勃発する前は、2,400を超える企業の支店と、EU および G7 からの 1,400の企業がロシアで活動していた。

そのうち、昨年 11月末までにロシアを離れたか、あるいはロシアで会社を売却した企業は 120社に過ぎなかった。

この研究は、西側企業がロシアから大量に流出したというニュースが、かなり誇張されていたことを示している。

ほとんどの企業は、ビジネスとスタッフを失うことを恐れてロシアを離れることに懐疑的であり、消極的だ。ルノーや日産の場合のように、ロシアを去った企業は、最終的に資産をロシアの手に渡してしまっただけだった。

フォーブスによると、最大の受益者はオリガルヒのウラジミール・ポタニン氏であり、彼のインターロス社はソシエテ・ジェネラルからロスバンクを買収し、その過程で約 500億ルーブル (約 930億円) を稼ぎ出した。

ロシア国営研究センター FSUE NAMI は、ルノーと日産が所有する工場を買収し、350億ルーブル (約 650億円)弱の資産を獲得した。