(※) ドイツというより、ヨーロッパの比較的全域で平年をはるかに上回る寒波が近づいています。今週からが本番だと思われます。
(最近の報道) ヨーロッパに今季最大の寒波が近づいている (2022/12/08)
もともと、2023年 1月にはヨーロッパの天然ガスの国内供給が止まるリスクがあるレベルまで下がると予測されていましたが、この状態が続くと、2月以降のヨーロッパのエネルギー状況は予想以上に苦しいものとなりそうです。
(参考記事) 終末の始まり : ロシアのガスプロムが「不可抗力により、ドイツへのガス供給を無期限に停止する可能性」を通告。国際エネルギー機関の見通しでは、来年3月までにヨーロッパのガス貯蔵量はゼロに
In Deep 2022年7月19日
独のガス消費量、寒波で急増 過去1週間で14%増=当局が警鐘
NNA 2022/12/13
ドイツ連邦ネットワーク庁は12日、寒波到来で暖房需要が高まる中、省エネのペースが落ち込んでおり、このままではガス不足に陥る可能性があるとの見方を示した。
政府はこれを回避するため、国内全体の消費量を20%削減することを目指しているが、直近1週間のガス消費量は、例年から13%しか減っていないという。
同庁によると、ガス消費量は前の1週間と比べて14%増と急激に増えた。気温が例年を摂氏0.7度下回り、暖房需要が高まったためとみられる。
ターゲスシュピーゲルによると、同庁のクラウス・ミュラー長官は「これが一時的なものなら心配はないが、向こう数日は寒さが続く見込みだ」とし、「ガスの節約を怠らず、冬を通じて努力を続ける必要がある」と話している。
気象庁によると、今冬は例年より寒さが厳しくなる可能性が高い。同長官によると、気温がマイナス10度まで下がると、ガス消費量が一気に跳ね上がる。
なお、ガスの備蓄率は今のところ95%と安定している。
ドイツでは現在、ロシアからのパイプライン経由のガスに代わり、ノルウェーやオランダ、フランスから液化天然ガス(LNG)を輸入するため、3カ所で浮体式LNGターミナルの設置が進められている。ただ、これらの工事も寒波の影響で遅れているという。