ドイツで、最も食べられているジャガイモの価格が73%以上の上昇

 


ドイツではジャガイモの価格が 73% 上昇し、食品インフレ率は全体で 40% 上昇

ロイター 2022/11/15

Potato prices jump 73% in Germany, food inflation rises 40% overall

ドイツ人はジャガイモが大好きなことで知られているが、それは、今年の 2月、物議を醸している同国の反差別委員であるフェルダ・アタマン氏が、ドイツ人への中傷として「ジャガイモ」と呼んだほどだ。

現在、ドイツのジャガイモの価格は前年に比べて 73%も急騰しており、これはスーパーマーケットの食品の中で最も急激に値上がりした商品の 1つだ。

ドイツ連邦統計局によると、全体的に食品の価格は昨年に比べて 40%上昇しており、牛乳や肉などの特定の製品はさらに値上がりしている。

データによると、果物と野菜の価格は動物性製品よりも上昇していない。たとえば、牛乳は 58%価格が上昇したが、野菜は 28%しか価格が上昇していない。

しかし、9月の穀物価格は前年同月比で 41%上昇した。エネルギーと飼料のコストの上昇が、動物製品の価格を押し上げる主な要因となっている。

明るい点は果物価格の下落で、昨年に比べて 4.7%下落した。

インフレ率の上昇は、ドイツの消費者たちに大きな打撃を与えている。

ドイツ貯蓄銀行協会の会長であるヘルムート・シュレヴァイス氏は最近、ドイツの世帯の 60%(2,500 万人に相当)がすでに毎月の収入のすべてと貯蓄の一部を使って国の生活費の上昇に対応していると警告した。

「これは、繁栄の喪失が中産階級に影響を与えていることを意味します」とシュレヴァイス氏は言った。