[新型コロナで亡くなった20歳未満の約半分は基礎疾患なし]というワクチン誘導報道

 

(※) ひどい誘導……。ここには「 20歳以下」とありますが、そもそも 20歳以下で基礎疾患持っている人の率って、ムチャクチャ低いのです。例えば、以下は糖尿病ですけれど、15 -19歳で、かろうじて、0.2% (500人に 1人)。


kyoukaikenpo.or.jp

ですので、「母数」というものを根本的に計算すれば、

> コロナ感染が関係したと判断された29人について分析した

中で、「半分は基礎疾患なし」というのなら、

「基礎疾患のある若年層は、数百人から数千人に 1人」

ということを計算に入れないと、訳がわからなくなります。

まして、この記事によると、

> 調査対象の基礎疾患の内訳は、中枢神経疾患7人、先天性心疾患2人、染色体異常2人など

と、ご同情はしますけれど、確率的に非常に稀な基礎疾患であり、同年齢層での疾病率はさらに低いと思われます。同じ分母で語るものではないものです。

この報道では、まるで、「この世の十代の基礎疾患のある比率は五分五分」みたいな響きになる。

ちゃんと計算する気もおきないですが、9 対 1 どころではない比率になる(ことをわかっている)のに、このような記事を書く。

人を騙すのは構わないけれども、記事書くにしても、少し頭を使いなさいとは思います。こんなすぐカラクリがバレるのは、もうやめたほうがいいです。

それでも、こういうのに騙されて、子どもの寿命をワクチンで縮めるお母さんがたは一定率でいそうです。

参考までにリンクしておきます。

[記事] もう子どもへの推奨はやめやがれ!
In Deep 2022年8月13日

もうヒトゴロシ賞讃はやめなさい。


新型コロナで亡くなった20歳未満の約半分は基礎疾患なし オミクロン株拡大後、感染研

Science Portal 2022/09/21

新型コロナウイルスに感染して亡くなった20歳未満の男女の約半分は基礎疾患を持っていなかったことが国立感染症研究所(感染研)の分析で明らかになった。

これまで基礎疾患があると子どもの重症化リスクが高いとみられていたが、今年1月にオミクロン株が広がった後は基礎疾患がなくても新型コロナに感染すると死に至る恐れがあることを初めて示したデータだ。

感染研の実地疫学研究センターと感染症疫学センターは日本小児科学会、日本救急医学会などの関係学会と協力して、今年1~8月にコロナ感染後に死亡したとの報告があった20歳未満の41人を対象に調べた。

41人のうち詳しく調査できたのは32人で、このうちコロナ感染が関係したと判断された29人について分析した。亡くなったのは年齢別に0歳が8人(28%)、1~4歳が6人(21%)、5~11歳が12人(41%)、12~19歳が3人(10%)。性別は男性16人(55%)、女性13人(45%)だった。

年齢を問わず重症化と関係するとされる基礎疾患の有無を調べたところ、あった人は14人(48%)、なかった人は15人(52%)で、約半分は基礎疾患を持っていなかった。亡くなった調査対象の基礎疾患の内訳は、中枢神経疾患7人、先天性心疾患2人、染色体異常2人など(重複あり)。

新型コロナワクチン接種については29人のうち接種対象年齢となる5歳以上が15人、対象外年齢が14人。対象年齢の15人を調べたところ、未接種が13人、2回接種が2人で、接種しても命を落とす例があることが明らかになった。接種を受けた2人はいずれも12歳以上で、発症日は、最終接種日から3カ月経過していた。

また、発症から亡くなるまでの日数は、発症日が分かった26人のうち0-2日が8人、3-6日が11人、7日以上が7人で、中央値は4日。73%が1週間未満という短い期間に亡くなっていることも判明。感染研は発症後1週間は特に症状の経過観察が重要だとしている。

このほか、医療機関に来たときの症状は発熱が23人で79%を占め、吐き気やおう吐15人、52%、意識障害13人、45%。このほか咳やけいれんといった症状もそれぞれ30%前後あった(重複あり)。感染研によると基礎疾患のない場合でも意識障害やおう吐、けいれんなどの症状がある場合は特に注意が必要だという。